
途方に暮れた無職数か月~神頼みの無意味さはあったのだが
1年ほど前の今頃、退職が近づいてきました。
次が決まってませんでした。
若い時は、全くと言っていいほど強迫観念はありませんでしたが、今回ばかりは、自分で自分を苦しめてしまいました。
居続けても苦しく、辞めても苦しかったです。
そんな転職活動は、なんとか3か月で終わりにしました。
この間、受かった会社は1割ほどです。そして今の会社に入る事ができ、数か月一応過ごせてます。
収入は落ちましたが、何よりも得られる環境にあると言う事が決め手。
多少盛った感がありましたが、まず正社員で働く事が目的であり、次を探すにしても、お金を貰いながらというのは重要です。
しかしながら、今回ハロワを利用した事で、わずかばかりの失業給付を頂き、更に給付期間内に決まったことで、残りの手当て分なのか、多くの支度金のような形で追加で貰う事もできました。
無職の時、なかなか面接に辿り着く事ができず、時間を持て余す日が多くありましたが、それでも無理に予定を入れるよう動きました。
上記では書かなかった事があります。
一つは、電車に乗って、延々と読書でした。2時間~6時間くらいと色々です。
二つ目は、神社巡りです。
共に、良いリフレッシュになりました。
前者は、たまに休みに本屋に行くことがあり(実際は、休日出勤途中に立ち寄り)、行き返りやサテンで読むこともありましたが、丸々1冊を読み終えるという事はできませんでした。
この無職時期の電車読書では、最高3冊読み終える時もありました。
結構疲れます。まあ、それが良いのでしょう。
普通、旅行には、必ず食事が付き物となっていますが、全くと言っていいほど食には興味がない為、結局行く先に意味を持てない事が多いのです。
その為、ひたすら電車に乗ってと言う行為になります。
景色を見たり、揺られたりがいいのですが、どうせならと本を幾つか買っては、それを読み終えると言う事を、数日しました。
後者においては、神頼みですね。
面白い事に、神頼みは高校受験の時だけです。
神頼み以外で、神社やお寺に行ったのは、地元に比較的大きな神社があり、夏祭りで子供の頃毎年のように行っていたのと、高校の旅行とお葬式の時だけです。
そんな程度だった人が、急に神社巡りをし出しましたw。
結局、神頼みなんて無意味です。
全て、現在の自身のスペックに関係します。
ですが、月回りというか機会は、あるようです。
良い時期に行って、良い事が起きれば「当たり」であり、そうでなければ「外れ」なだけです。
その為、この期間の神頼みは、全て外れでした。
物は言いようですが、「してきたらかこそ、今の結果があるのでしょ」と。まあ、結果論ですね。
直接的結果は出ませんでしたが、副産物的な事はありました。
一つは、母親が理解してくれたと言う事。
それまでは、何するにも一方的なお仕着せ。反論すれば喧嘩。父親も同じでした。
今回の退職と転職においては、以前と同じように声を張り上げて伝えました。生まれて初めて、親の口から「ごめん」と言う言葉を聞きました。
互いに年齢も上がってますので、喧嘩する気力もない事もあったのでしょう。
前職退職後、すぐに派遣として決まりましたが、有る事で派遣切りになってしまい、再度無職に。
そのこともあり、すぐに近くの神社に双方の厄払いに行きました。
もう足腰も弱くなっているようで、少し先のスーパーに買い物を持ち帰るのも一苦労と言いだしてもいたので、歩くには距離が少しある、地元の神社に雨も降っていたこともありましたので、恐らく初めてでしょう、その距離でタクシーに乗り、「あそこは変わった、ここにはあの店があったような」と言う会話をしながら向かいました。
そして、二つ目としては、そのあと、電車読書の傍ら、いくつかの神社巡りを御朱印帳をもって行くこともあった事です。
御朱印帳なんてのも初めて買いましたよ。
存在は何気に知ってましたが、よく知らないというか、興味すらなかったのです。
まあ、目的が持てたわけですね。
単にぶらぶらと行くだけでは、意味を持たないというか、どこか行くには、目的がないと出歩かない人間なので。
電車以外でも、近くの神社にウオーキング兼ねて、あるいは自転車に乗ってです。
自転車何時間乗れますか?。
近くだと往復1時間かかりませんが、4時間くらいかかる神社にも自転車に乗って、幾つか行きました。
良い時間潰しでもありますが、運動不足解消にもなれば、案外バスで行ける距離の隣の隣の学区の事なんて知らないものです。
自転車に乗っていると小回りも聞きますので、知らない近場を知る良い機会にもなりました。
少しの時間でも不安解消になるし、話題作りにもなる。
ずっと閉じこもって、転職探しや履歴書作成していても、埒あきません。自習とて、毎日何時間も机に向かっているとしても、受験のようにゴール日が決まっているわけではないのですから、続きません。これらが三つ目です。
リフレッシュは、本来は在職中にするべきものです。
することで、次の仕事に改めて取り掛かれる。
ですが、私のこれまでの社会人人生では、全くできませんでした。
できない環境にいたからです。
できなかったからこそ、疲弊して潰れて終わり。
私にとっての時間は、全て仕事でした。させられてきたのです。
そういった人生を歩んできた者は、自分の時間計画ができませんし、いざやれと言われてもできません。
それを探す行為が出来たことは、ある意味良い事だったのかと。
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