月と日を編む…2020.12.19
新しい世界、新しい時代を確信するには早すぎる様な気がする。私達の世代はいつでもグレーにされがちだ。ゆとり世代と言っても波は引き際だったし、かといって固められた世代という訳でもない。"メアド交換"とか"着拒"という言葉すらも、化石化しそうでどんな時も変化の渦中にいる。
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存在していたはずの揺るがない安心にも似た"何か"は今では崩れかけている。私達は平和の意味を履き違えていたし、そこにある"安心感"はぬるい。所詮は人の創った物でしかなくて、"バベルの塔"なのだ。
"日本人"の在り方も少しづつ変わっている中、もっと柔軟に世界を観ていたいなと、焦りと安心感の狭間に立っている。私自身もまだグレーでぬるい。
くるりを聴きながら迎える朝。
変わろうと、変えようと新しい色を重ねている。造られる絵の完成は分からないけれど、"それでも良いんだよ"という安心が側にあって、この"ぬるさ"も悪くないと感じている。
責任を伴う選択肢にも自由を感じるが、山椒サワーを思い出す。選んだサワー(責任)はいつだって辛めで刺激的なのだ。
澄んだ朝。見上げて映った12月の空は、今日も美しい琥珀色をしている。