日本料理晴山 2024.07
はじめに
日本料理店「日本料理晴山」に参りました。
※辛口コメントとなります。ご不快な思いをさせてしまうかもしれない点、ご留意ください。
勝手に評価!
総合評価:3.5 グレーゾーン…
料理・味:3.6
サービス:3.4
雰囲気:3.4
コスパ:3.5
実際に食べたもの
白和えはほんのりとした甘みとまろやかさで、茄子の甘みや蟹の風味も感じられる良い塩梅。
後味香る青柚子の皮も清涼感がありつつ、それぞれの食材を殺さない程度の心地良さ。
所々に枝豆も入っており、食感も楽しめました。
これは、正直いただけなかったです。
鱧は、ふわふわを通り越してぽさぽさ。
鰹出汁は雑味が引っ掛かり、とても一番だしとは思えなかったです。
アオリイカは鰹醤油で、鰹は大根おろしやポン酢を合わせたタレで。
アオリイカはねっちりと舌に絡みつく甘み。
隠し包丁で滑らかに口の中に溶け込みます。
鰹はとろ~んとした口当たりと皮目の香ばしさ。
ほんのりと感じる鰹らしい風味は、夏を感じますね。
夏の名物とか。
食べ応えのある肉厚な鮑は、驚くほどに柔らかい。
そして、何よりソース?タレ?がとっても好み!
肝の風味は感じつつも、昆布出汁で中和されて柔らかな仕上がりに。雲丹と合わせると濃厚さが加わり、さらに絶品に!!
(うどんを多めにしてくださって、嬉しい…!)
おかわりしたいほどに美味しかった!!
皮目はパリッと香ばしかったのですが、身がビックリするほどにポサついておりました。
鮎のタタキに生姜やたでを加えた物を、開いた鮎の身でサンド。
水分がしっかり保たれつつも、ふんわり。
薬味が効いているためか、癖や臭みはなくて鮎の良いところしか感じられない。
鮎が苦手な私も、すぐに完食してしまうほどに大好きでした!
フカヒレは火入れを最小限に留めているためか、コリコリとした食感が楽しめます。
冬瓜の柔らかな甘みとすっぽんのエキスが効いた摺り流しがまろやかに包み込みます。
後味に山椒の葉がピリ辛さを出しており、癖になる美味しさでした。
コースで供された炊き込みご飯。
2名で3合分になります。
別途注文した鰻の炊き込みご飯。
万願寺唐辛子は太白胡麻油でさらっと火を通しており、甘みと香ばしさを感じる。
鰻はふっくらで皮目は香ばしい。たっぷり入っていて、大変ありがたい…
アクセントとして後味に山椒が香り、箸の進む一品でした。
どちらの炊き込みご飯も味付けは大変好みだったのですが、炊き方が…
米自体は甘みがあって美味しかったのですが、米の粒が潰れているように感じました。
万願寺唐辛子の炊き込みご飯用の付け合せ。
他にはしらすの山椒和えや赤だしの味噌汁も頂きました。
唇でちぎれてしまうのでは…?と思うほどに柔らか。牛の甘みを感じつつも、あっさりしていて後半でもペロリ。
ほのかに甘みを感じる味付けも好みでした。
桃は程よい甘みで、とろ~んと口の中でとろける。
マルカルポーネクリームは桃を包むまろやかさがありつつ、優しい甘みと後味軽やかな口当たり。
中々の大きさ、炊き込みご飯1人3合頂いた後にも関わらず、秒で平らげてしまいました(笑)
正直、期待していた美味しさからは遠く…出汁の取り方や火入れなど、仕事が雑に感じる点が複数ありました。
しかしながら、質の良い食材を大盤振る舞いに使用されていたり、一級品の美味しいお品があったりと魅力的な点もありました。
サービス
モヤッと思ってしまった点がいくつかございました。
トイレチェックが徹底されておらず、このクラスとしては清潔とは感じられなかった。
グラスで提供できるワインの銘柄を把握されていなかった。(シャンパン、白、赤と1つずつなのに…)
もう1つ非常に残念だった点があったのですが、こちらでは名言いたしません。(自分の卓ではなかったので)
しかし、明るい笑顔で温かくご対応いただき(途中、苦言を申し上げてしまったにも関わらず)、気のおけない家族との時間を楽しむことがてきました。
お値段
一休レストラン限定のワンドリンク付きプラン(40,000円、税サ込)とビール小瓶×1(1,100円)、追加の炊き込みご飯(8,000円)で89,100円/2名でした。
お食事の質、サービスに対して割高に感じました。
まとめ
期待値が高かっただけに、率直に申し上げて残念な訪問でした。(好みやお店との相性の問題もあるとは存じますので、一意見として)
食べログや周りの評価と相反する印象だったため、できれば確認のためにもう一度伺いたいです。
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