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SONY FX30のレンズやマイク等を考える ~屋外・手持ち編~

SONY(ソニー)のFX30というカメラを使用しています。

APS-C(Super 35mm)というちょうど良いセンサーサイズ、長時間撮影にも強く、オートフォーカスも優秀と、非常に優れたカメラです。

ボディに直接アクセサリーを装着できる取り付け用ネジ穴が5カ所あって、ついついモニターやリグなどをゴツゴツと付けて武装したくなるのですが、

手持ちであちこち移動して撮影するときは、重さ&サイズをできるだけ軽く小さくしないと機動力が落ちてしまいます。

できるだけシンプルな組み合わせで、それでいて撮れ高も上げれるにはどうしたらいいのかしばらく悩んでいました。

ひとまずの完成形ができあがったので、私の考えた「さいきょうのFX30」をご覧ください。

レンズ TAMRON 18-300mm

18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061) [ソニーE用]

まずレンズはTAMRON(タムロン)の18-300mmにしました。いわゆる便利ズームと呼ばれるレンズですね。

さっそく大きくて重いレンズを使ってませんか?というツッコミが入りそうですが、

これ1本で広角から望遠までこなしてくれるので、いくつもレンズを持っていく必要がなくなりました。

しかもレンズ交換でシャッターチャンスを失うなんてことも避けられます。

ただ、暗い場所ではもっと明るいレンズが必要になるときはあります(1敗)

NDフィルター NiSi TRUE COLOR VARIO

NiSi 可変NDフィルター TRUE COLOR VARIO 1-5stops (ND2~32)

屋外で撮影する場合はレンズにNDフィルターが必要になります。
NiSi(ニシ)の可変NDフィルター「TRUE COLOR VARIO」を使っています。

こちらのNDフィルター、色被りが軽減されている点とフィルターの可動域にストッパーがあるのが素晴らしいです。評判も非常に良いです。

ちょっと値段は高いですが、カラコレでいちいち色被りを直していたことを考えると、そこから解放されるのであれば十分に価値はあると思います。

最悪、時間がないときは付けっぱなしにしてNDを最弱にしておけば、付け外しの手間がなくなってシャッターチャンスを逃さずに済みます。

トップハンドル NICEYRIG

NICEYRIG トップハンドル NATOクランプ

レンズの次はトップハンドルです。これは無くても撮影はできるのですが、あった方が格段に便利なので付けています。

ゴツゴツしたトップハンドルが多い中で、丸っとした珍しいデザインです。使っている理由は明白で、とにかく軽くシンプルなものにしたかったからです。

着脱が簡単にできるように、NATOレールで取り付けています。

ちなみに、トップハンドルと言えばFX30には専用のXLRハンドルユニットというものもありますが、

そちらを使うと外付けのモニターも設置しやすく、XLR入力でマイクが装着可能になって便利なのですが、

サイズが大きくなって持ち運びには不便なので、手軽さを優先したいときは使っていません。

マイク Sennheiser MKE 200

SENNHEISER(ゼンハイザー) MKE 200 指向性カメラマイク

カメラの内蔵マイクを使えば楽ではあるのですが、個人的に内蔵マイクをできるだけ避けたいという思いがあり、

Sennheiser(ゼンハイザー)の「MKE 200」というマイクで音声を収録しています。

こちらも非常に人気のマイクですので、私の方から特に詳しく解説することはありませんが、

「フカレ」と呼ばれる強い風がマイクに当たったときの「ボボボ・・・」という音が軽減されるのが気に入っています。

余談ですが、このマイクをどこに設置するかはちょっと悩みました。

本来であればMKE 200のコールドシューを活用して、FX30のシューに取り付けるのが手っ取り早いのですが、

そうすると今度はトップハンドルが付けられなくなります。

そこで、トップハンドルの横にコールドシューを増設することにしました。

トップハンドルの横にコールドシューを付けました

横にマイクが来たことでトップハンドルが若干持ちにくくなったのですが、あまり凝った付け方にして複雑&重くなるよりはシンプル&軽量を優先してこの形に落ち着きました。

もう1つ余談で、マイクですが本当は神マイクと名高い「ECM-B10」が欲しかったのですが、

こちらはFX30のMIシューに装着しなければならないため、3.5mmのミニジャックでつなぐMKE200のようなマイクみたいに設置場所の自由がありません。

そのため、トップハンドルと干渉してしまうので諦めました。
(ただし、「XLR-K3M付属オーディオ延長ケーブル」というMIシューを延長するケーブルを使えば、好きな場所に取り付けれるそうです)

まとめ

以上が、主に屋外で手持ち撮影するときの、できるだけ軽くシンプルにしたFX30の装備になります。

レンズやマイクは結構悩みまして、あれやこれやと試しては失敗もしました。

これからも改良の余地はあるのですが、ひとまずの完成形が出来上がりましたので、カメラ片手に走り回ってガンガン撮っていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


滋賀県で映像制作をしています。良ければホームページも見ていってください。

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