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瀬戸内国際芸術祭2022 夏会期 ② ~男木島編~
おことわり
瀬戸内国際芸術祭2022に行ってよかったことを伝えるための記事です。先に瀬戸内国際芸術祭2022 夏会期 ① ~直島編~を読んでいただいた方がスムーズに話がつながると思います。
2日目~移動(行き)~
朝はゆっくり目に起きて、ビジネスホテルからバスに乗って、フェリー乗り場までやってきました。しましまのめおん号が素敵です。めおん号は瀬戸内国際芸術祭2022の表紙にも採用された、素敵な船です。
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さっそく検温スポットで検温を済ませました。
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(いないとは思いますが)前日のものを使用されないように、日によって色が違うようでした。チケットを持っているか聞かれたので、乗り放題乗船券がある旨を伝えて、フェリーへの乗り込みを待ちます。
夏会期にあわせて増便されているのは女木島までのフェリーで、男木島まで行くフェリーは、いつもと同じ時刻表で運行されています。10:00発の便を選びましたが、もう1本早い便だと、男木島の施設が開いていません。
このフェリーの中で、女木島に行くという芸大生の女の子に出会いました。私は、美術館に行ったり、現代アートを見に行ったり、そういう方面に興味はあるのですが、専門分野が全く違うので、色々とお話を聞けて、楽しかったです。新型コロナウイルスが流行りだしてから、こういう出会いのきっかけが、ぐっと減ってしまったように思うので、はやいこと情勢が落ち着いてほしいと願うばかりです。
2日目~男木島~
男木島は初めての訪問なので、隅々まで見て回るぞ!!!と意気込んでいましたが、到着時はどしゃぶり。あわてて、男木交流館に逃げ込みました。雨雲レーダーによると、少し待てば落ち着きそうだったので、しばらく待ちました。
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雨雲レーダーはすごいですよね。予想どおり、15分後ぐらいには、雨が落ち着いていました。外を歩き始めて、衝撃的だったのが、この看板です。高齢化の波……!
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しかしながら、島内は坂道の連続で(おそらく、島が小山みたいになっているのだと思う)、ここで暮らすお年寄りの方たちは、私の100倍ぐらい体力がありそうだなと感じました。実際、今回の瀬戸芸のポスターには、素敵な笑顔のお年寄りの方たちがメインで写っていて、つまり、瀬戸内のお年寄りは素敵な笑顔で元気ということが、こういう面からも垣間見えるのでは?と感じました。
男木交流館のすぐそばにアート作品があります。
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子供の遊び場にもなっているアートということでしたが、私が注目したのは……
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注意書きの絵がかわいいことです。いたるところに注意書きがあるのですが(上に乗ったり、ロープを引っ張ったりすると危ないからかと)、どれもかわいいので、全部写真に収めました。ぷちオススメスポットです。
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手がシュールな作品があったり(手をボーリングのピンに見立ててゲームしたりできるとか)……
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中に曲がった鏡が設置されている作品があったり(私が写り込んでいますが、全く顔がわからない)……
ちなみに、静画撮影はOK、動画撮影はNG、フラッシュNGの作品が多かったです。
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とんでもない坂道をのぼって……
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豊玉姫神社にご挨拶して……ここの石段はすごいです。一日中デスクワークの体にはこたえる長い石段でした。
ここの近くに男木島パビリオンというアートがありますが、このアートは、ぜひご自身の目で見ていただきたいです。(写真からのネタバレ感がすごい)
ちなみに、私は旅先で、神社にご挨拶をすることが多いです。書いていないだけで、直島では、住吉神社にご挨拶しました。おおむね、旅の途中ですっ転んだりしないようお見守りください、ということをお願いしています。
この後は『ダモンテ商会』さんで、お昼ごはんを食べました。
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梅ジュースがおいしくて、おいしくて、一口飲むごとに(おいしいな、これ)と感じていましたし、しばらく梅ジュースのことばかり考えていました。たまごサンドも味が濃い目で、暑い夏にぴったりのメニューでした。他にも猪ソーセージのサンドイッチとかがありました。オススメのお店です。
腹ごしらえも済んだので、少し遠くまで歩きます。
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初見で、確実にドキッとする造形です。公式ガイドブックの裏表紙に採用されていたのに、実際見たときのインパクトがすごいです。
他に男木島で楽しかったことは……
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ねこがたくさんいることです。お魚が食べやすいから、ねこがたくさんいるんですかね。
すべての作品を見終わったので、おやつを食べることにしました。
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豆花は、落ち着いた甘さの冷たすぎない台湾スイーツです。冷たいものばかり食べてると、かえってバテバテになる気がするので、私はアイスクリームなどは食べすぎないようにしています。
この『マイペンライ!』さんは、お店ごと旅をしているらしく、男木島で出会えたのは運がよかったみたいです。豆花以外にもカオマンガイなど、料理も扱っておられます。
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たぶん、お豆さんたちが香川産だった気がします。説明してもらったのに、忘れてしまいました。基本の豆花以外にも、レモンの豆花や桃の豆花など、ご当地にあわせたバージョンの豆花があります。
シロップが生姜で、歩き回って疲れた体に染み渡りました。
さて、1日、男木島で過ごして最終便に乗って帰る予定だったのですが、豆花を食べ終わった時点で1本前の便に余裕で間に合う状態でした。
翌日の天気が読みにくいこともあって、ちょっとだけ女木島に寄って帰ることにしました。フェリーは、高松→女木島→男木島というルートで運行されているので、こういった急な計画変更が可能でした。
2日目~鬼ヶ島大洞窟~
女木島で船を降りて(15:20着)、『鬼ヶ島おにの館』で聞いてみたところ、すぐに出るバスに乗って『鬼ヶ島大洞窟』に行って、見学してから、最終便のバスに乗って返ってくると、ちょうどいい感じに帰りのフェリーに乗れる、ということを教えてもらいました。ちなみに、この『鬼ヶ島大洞窟』行きバスは、フェリー着時間に合わせて運行されています。
バスが最終便になってしまうと、他のアート作品は見学できない時間になりますが、『鬼ヶ島大洞窟』はかなり山奥にあるので、先に行っておいたら、明日は麓の町だけ見学すればいいかもと考えて、バスの往復券を購入しました。
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かわいい鬼の看板にお出迎えされましたが、洞窟はなかなか雰囲気のある場所でした。洞窟はかなり寒いので、このときだけは荷物になっていた上着が活躍しました。
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入り組んだ大きな洞窟で、探検家になった気分を味わえて楽しかったです。ちなみに、人工物と考えられているらしい……。何を思って、こんなすごいものを掘ったのでしょう。なお、この洞窟内には、オニノコ瓦プロジェクトの瓦がいたるところに飾られています。
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洞窟を出たあとは、展望台に登って景色を楽しみました。
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この後、無事、下山して、フェリーに乗って、高松港に帰りました。
2日目~高松港~
香川県といえば何でしょうか?そう、うどんです。高松駅周辺のうどん屋を調べて、夜までやっているうどん屋『めりけんや』さんに行きました。
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香川のうどん屋さんは、どうもお昼すぎまでしかやっていないところが多いようで(たぶん、うどんがなくなってしまう)、夜までやっているこのお店はありがたかったです。
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場所が近かったので、高松港のアートも見に行きました……が、ここで問題発生。パスポートに押すハンコが看板から取れてしまいました。どうにもならなくて、看板の横にそっと置いて、高松港総合案内所に戻って、その旨を伝えました。親切に対応していただけて、ありがたかったです。
その後は、お楽しみの公式ショップでのお買い物です。私は無類の絵葉書好きなので、たくさん絵葉書を買い込みました。
ちなみに作品鑑賞パスポートを提示すると、1回だけ5%の割引が受けられます。私は3シーズン用パスポートなのですが、秋会期は高松港に寄らない予定なので、今回使いました。ちなみに、割引が受けられるショップは、直島と高松港にある公式ショップです。
2日目のまとめ
2日目:男木島+女木島(鬼ヶ島大洞窟)でした。
翌日の天気が読めないため、急遽、女木島にも足を伸ばしましたが、男木島の急すぎる坂道に寄って削られる体力のことを思うと、男木島だけで、早めに高松に引き上げるのも、ありだなーと思いました。