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Netflix『ミッドウェー海戦(WWII最前線 カラーで見る第二次世界大戦)』で学ぶ
※私の「#クリスマスの過ごし方」とは「noteに記事を書く」ことです。無理矢理やん(笑)
Netflixで『ミッドウェー海戦(WWII最前線 カラーで見る第二次世界大戦)』を視聴して学んだことですが。
今回の話については、以下の別名義のブログでも書いています。
『Netflix「WWII最前線:カラーで甦る第二次世界大戦」のミッドウェー海戦を観た』
何故、そこで書いたのか?
それは、今回書きたかったメインテーマである問題を、先に気付いたのが夫だったからです(だから夫婦でやっているブログで書かざるを得なかったと)。
夫「これって、未だに日本はできてへんのやないか?!」
というわけで、上記リンク先の記事ではミッドウェー海戦の敗因として、人事の問題を挙げていました。
ここでは、私がさらに思考した話を書いておきたいと思います。
確かに、このことは大きな問題です。
しかしこの「人事の問題」に至った、我々日本人が克服すべき根本的な問題が別にあります。
それは「日本人は評価の能力が低い」というものです。
何故か?!
一言で言えば「あまりにも勤勉すぎた」ことであり、もっと言えば「供給側、それも労働者を含めたプレイヤーの評価が高すぎる」ことです。
だから日本の教育は供給側の、中でも「如何にして、労働者としてたくさん稼げる良い人材を育てるか」に偏ってしまうのです。
日本はこれまで他の先進国(米国・EU)と比べて、投資した金額が少なく現金比率が非常に高い状態でした。
(つまり「投資家」の評価が低い、だから投資する人も少ないとも言えます)
そのため、資産の増え方が他国と比べて少ない状態だったわけです。
以下、参考までに(サンケイビズと日本銀行のWebサイトより)。
「日本人の資産の伸び低調 19年でわずか2割増、世界は倍増」
「資金循環の日米欧比較」(こちらはPDFです)
(このことについてご興味ある方は、以前書いたブログ
も、よろしくお願い致します)
株であれ債券であれ、投資というものは「お金を稼いだ後」の話であり、お客さんとして「このお金をどこで運用しようか?」という話です。
そこで会社に投資する場合は、その会社がどういう会社なのか、事業内容や財務諸表などを調べて「評価」して、投資するかどうかを決めますよね。
また、上記リンク先の人事というものも、その人物がその仕事をする能力が十分にあるかどうか、そういうことを「評価」して、その人物を配置するというものです。
そしてこの「評価」というものは、物やサービスをお客さんの立場として「買う」時にも重要なものです。
これまでにもブログやツイッター、電子書籍で書いてきたことですが、日本で高級品が生み出せないなのは、それを評価できるお客さんがいないからです。
極端に言えば「一千万円でこの高級品を売る」という場合、に買い手がいなくて結局売れないとなれば0円どころかマイナス(製作にかかった費用)ですが、買い手が競って「俺は二千万円出す!」「いや、俺は三千万円!」となったら、その分売上金額も利益も増えますよね。
で、日本では「お客様は神様」とか言って、一見大事にしているように見えますけど、これって「今、まさにお金を払おうとしているお客さんしか大事にしていない(評価していない)」ということでもあります。
お客さん全体のことを考えたら、良質ではない客を過剰に守ろうとすることで、良質なお客さんに逃げられて結果的にその会社が衰退する、ということもあるじゃないかと。
(このことにご興味がある方、別ブログのこの記事もm(_ _)mよろしくです)
まとめると以下のようになります。
・労働者が一番で経営者や投資家、お客さんの「評価」が低い
・そもそも「評価する」という行為に対しての「評価」が低い
だから人事の評価も下手になり、その結果として国民全体の平均値はアメリカ以上の能力を誇りながら、総合的には今もアメリカにしてやられてしまうという状態が続いているのではないかと思います。