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バルセロナ観光の備忘録【スペイン旅行】

2023年5月27日初稿
2023年5月30日更新

2023年5月16日~6月1日の約2週間。

同行者とノリで取った飛行機のチケットで、気づいたらスペインにいました。ちなみに同行者はスペイン語歴半年、私は簡単な英会話ができる程度で語学初心者です。

元々スペインに興味がなかった人間なりに楽しんだスペイン旅行。せっかくなので備忘録を書いておこうと思います。

バルセロナ観光の交通機関

バルセロナの観光地を巡るのには、地下鉄を使用しました。私たちは2日滞在したのでツーリスト用の2日券を買いましたが、1日券や10回券もあるみたいなので、滞在日数によって使い分けるのがいいかと思います。

チケットの種類についてはこちらのサイトが分かりやすかったです。

バルセロナに限らずスペインのメトロは、改札が非常にややこしいので
・行先が合っているか
・改札の入口は右側か左側か(遊園地とかにある回転式の入場口が多い)
など一度立ち止まって確認した方がいいかと思います。

(実際反対方向のホームに行ってしまい正しいホームに入れなくなりました……ちなみに駅員さんは主要駅しかいません)

乗り換えは基本的に改札内で出来ました。大阪の淀屋橋駅周辺や東京メトロと都営地下鉄の乗り換えをイメージしてもらえばいいかと思います。

あと治安は日本に比べれば悪いですが、ニューヨークよりは格段にいいです。荷物の口をしっかりとつかんでいればまあ大丈夫かなという感覚です。

バルセロナ観光で行ったところ

カタルーニャ音楽堂

持ち物:チケット、スマホ(プログラムもスマホで見れます)

バルセロナに到着した晩にどうしても見たい演目があったので強硬突破で見に行きました。

開演は20:00からだったのですが、バルセロナの市街地に到着したのが19:30と遅刻寸前。結局滑り込んでみることができました。

カタルーニャ音楽堂は世界遺産になっています。ガウディの師匠である建築家リュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネーが設計したので、音響効果は実用性にちょっと難ありなもののアールヌーボー様式の鑑賞に堪えうる絢爛豪華な内装でした。

お昼に自由見学orガイド付きツアーも開催しているみたいです。昼夜問わずもう一度行きたい場所です。

昼のガイドツアーと夜の公演の予約は、公式サイトからできます。(英語版にできるはず)

ちなみに夜の公演は当日券もあるみたいです。カタルーニャ音楽堂のチケットオフィスで買えるとのこと。


サクラダファミリア

持ち物:チケット、スマホ、イヤホン、1€

スペイン観光のドドドドドドドドド定番なサクラダファミリア。
今更何も言うことはありませんが、一応記録として残しておきます。

チケットは1か月前くらいに取得。当日券はほぼほぼ入手困難とのことです。最低でも1週間前には入手しておいた方がいいとか。ちなみに入場時間は指定できて、オーディオガイドもついてきます。

私たちは「エル ハルディ」というホテルに泊まったので、メトロ最寄駅の「Liceu」から「Sagrada Familia」駅へと向かいました。基本的にルートはグーグルマップで調べられます。

L3「Liceu」→「Diagonal」L5に乗り換え→「Sagrada Familia」

サクラダファミリアの入口は正面右側。大勢の人がいるので分かりやすいと思います。入口の人にチケットを見せて何番のセキュリティチェックに行けばいいのかを教えてもらいます。

セキュリティチェックは空港かと思うくらい厳しかったです……ベルトなども全部外します。ただチェックのお兄さんはめっちゃくちゃフレンドリーで、日本人と言ったら「こんにちは!楽しんで!」と日本語で言ってくれました。プロフェッショナルです。

そのあとはチケットを読み取ってもらい晴れて入場。オーディオガイドはスマホで聞く形式でした。日本語もあるのでぜひ使ってみてください。イヤホンがあるといいかもです。

ちなみに有名な塔「生誕のファザード」、「受難のファザード」のチケットは事前購入制なのであしからず。時間になったら各エレベーター口へ行ってロッカーに荷物を預け、チケットを読み取ってもらいます。

ちなみにロッカーは1€だったはず……ちゃんと後で返却されます。もし1€が無かったら、チケット読み取り口の職員さんに言えばプラスチックのコインをくれます。後で返却すれば大丈夫です。

そのあとは自由行動で、各自オーディオガイドを聞きながら回りました。体感1時間強で見終わるかと。

サクラダファミリアのチケットは公式サイトから買うのが一番安いです。
通信速度はちょっと遅いのでイライラしそうなら他のサイトで買うのもいいかもしれません。

ちなみに公式サイトの入場料は以下の通りです。(2023年5月時点)
サクラダファミリアのみ:26€
サクラダファミリア&塔:36€


バルセロナ水族館

持ち物:エコバック

バルセロネータ(海岸沿い)にある水族館。今年で開館25周年だそうです。
チケットは普通に水族館の窓口で買えます。一人25€なので結構高い。
それほど日本の水族館と変わったところはありませんが、サメに餌やりができるのが目玉とか。

あと巨大水槽の動く歩道が個人的に楽しかったです。日本では見たことがない形式だったので、こんな展示方法もあるんだと感心しました。

あと特別展なのか、日本人の方のアクアリウムが飾ってあったのが印象的でした。「RYUBOKU」などと名付けてありました。

お土産物で驚いたのがディフューザーが売っていたこと。やはり香水などが身近だからですかね?水族館に来た記念に買って帰るのもよさそうです。

水族館が好きな方やお子さんがいらっしゃる方にはかなり充実した体験ができるかと思います。


カサ・ミラ

カサ・ミラは外見だけ見て満足したので内部についてはさっぱりわかりません。ただ入場料がめちゃくちゃ高かったです。
こちらも当日券はほぼほぼ入手困難。当日は雨だったのですが20~30人くらいチケット窓口に並んでいました。

行きたい方は事前予約がおすすめです。おそらく25€くらい……
公式サイトがよくわからないので、ベルトラなどを使ってもいいかもしれません。


バルセロナ滞在中のご飯

スペインは食事が安いイメージがあるかもしれませんが、やっぱり外食はそれなりにします。円高のせいで余計そう感じるかもしれませんが……

私たちが滞在したときは、
・タパス:1個4€(約600円)~
・レストランでの一品:10€(約1200円)~
が多くて、2人合計で20~30€(約3000円~4500円)くらいしました。
(1€=150円で計算)

ちなみに量は半端なく多いので、ハーフサイズを頼むか、持ち帰って次の日のご飯にするのがいいかと思います。

パラ・ジェバール ポルファボール(Para llevar por favor.)
〔テイクアウトお願いします〕

と言えば持ち帰ることができました。それか1品ずつ頼むのもおすすめです。

朝ご飯は、チュロスとホットチョコレートなら2人合計15€(約2250円)くらいで食べれました。

あとお酒はかなり割安なのでお酒好きの方はいっぱい頼んでもいいかと。特にサングリアとオレンジワインが美味しかったです。同行者は地ビールが気に入ったみたいです。


次からは実際に行ったところの備忘録です。

El Drac de Sant Jordi

サンタ・マリア・ダル・ピ教会前の広場の角にあるタパス屋さん。4つのタパスと1ドリンク、プチデザートがついて12€という明朗会計で観光客の強い味方でした。

いつ行っても人が多いため、店員さんが注文を聞きに来るには少し時間がかかりました。基本的にタパスは自分で取りに行くのですが、種類が多く色々選べるのが楽しかったです。タパスは一つ一つが大きいため、私はここのお店だけでおなか一杯になりました。あとサングリアがめちゃくちゃ美味しい。

ちなみにスペインのタパス屋さんでは温かい飲み物を見たことがありません……お酒とコークやファンタ、アイスティ(ネスティというやつ)、アグア(水ガス入りorガスなし)は基本的にあります。


Le Gourmet Delicates's

サクラダファミリア近くのCafe……?なのですが、もう絶対行かないと思います。

歩き疲れて入ったのですが、飲み物やピザ、パエリアなどがありました。とりあえずトロピカル系の飲み物を頼みましたが、デカいけど半分以上氷で値段は8€くらいと激高。あと変なにおいのするマルゲリータ(15€くらい)はまずく散々でした。

やっぱりグーグルマップの評価をある程度見てから決めるべきだと心の底から感じた一軒です。
客引きのお兄ちゃんがいるので呼び止められるかもですが、無視していいと思います。


Granja Dulcinea

朝ご飯を食べに行きました。
ピ広場からちょっと行ったところにあるチュロスとホットチョコレートが有名なお店で、結構人が入っていました。

店内はアンティークな雰囲気で、店員のおっちゃんたちもクラシカルな服装。めちゃくちゃかっこよかったです。

肝心のホットチョコレートとチュロスは意外と甘さ控えめでこれなら朝食でもいける!という感じでした。ただ量が多いのとチョコレートが濃いので二度目はいいかな……
ちなみに一緒に頼んだミルクがめちゃくちゃ美味しかったです。

お値段も結構手ごろだった記憶が……多分一人10€前後だったと思います。

他にもトーストやサンドイッチなどの軽食がたくさんあったので、そっちの方がよさげでした。


Sweet Terrassa

バルセロナ水族館近くのcafe。
良くも悪くも観光地価格で味は普通でした。
ただ料理の提供はかなり速く、量も非常に多かったです。

二人で一皿くらいでちょうどいいかもしれません。
サンドイッチ一皿で10€弱だったかと


★Puertecillo Sagrada Familia

バルセロナで一番おいしかったお店。
市場の魚屋さんが店内で調理もしてるよ!という雰囲気でした。
ちなみにチェーン店で、バルセロナにあと2店舗くらいあります。

いつも満員らしいのですが、ちょうど平日の22時頃だったからか待たずに入れました。地元の人と観光客半々の印象で、私たちが行ったときは中国系の方が結構いらっしゃいました。

席に座る前にショーウィンドのお魚やエビ、カニ、貝などから好きなものを選んで、何の料理にするか決めます。

店員のお姉さんは英語を話せるので、選んだ食材をスープにする?サラダにする?など聞いてくれるので、好みの食べ方を伝えます。食べたいものがわからないときは、おすすめを聞いたら教えてくれました。
ちなみに魚屋さんなのでパエリアはありません。

あとはパンを付けるかどうか、飲み物は何にするかを伝えてお会計をしました。ちなみにこれだけ頼んで30€程度でした。注文が入ると銅鑼みたいなのを叩いて厨房に知らせていたので、初見だとびっくりします。

注文は番号で管理されて、出来上がったらお会計の横にある厨房のおばちゃんが番号を言ってくれるの取りに行く形です。一応英語でも言ってくれますが、マイク越しだとちょっと分かりずらかったです。

私たちはロブスターのスープ、ワタリガニのサラダ、なんかの魚の焼いたやつ、貝のオリーブ焼きをチョイスしました。全部が全部美味しかったのですが、特にロブスターのスープは絶品。旨味が口の中にあふれてきます。

あとカニのサラダは上にオーロラソースが乗っていたのですが、中のカニ味噌とレタスとマッチして驚くほどおいしかったです。日本ではなかなか見られない食べ方なのでびっくりしました。

食べ終えたら、使った食器は厨房の洗い場の窓口に戻して帰ります。
なかなか日本では出来ない経験だし、お魚を食べれる機会なのでぜひ観光がてら寄ってほしいお店です。


バルセロナのお土産

バルセロナでお土産を買える場所は正直たくさんあります。定番のマグネットは適当な店に入れば買えますし、「FCバルセロナ」グッズは公式店舗がありました。あとデパートはなんでもそろっています。

私たちは基本的に食料品しか興味がなかったため、かなり偏りがある自覚はあります。

Casa Gispert

ここはユーリオンアイスで忘れ去られたナッツを買ったお店ではないか……?とのことだったので、ファンの聖地巡礼も兼ねて行きました。お店は旧市街地のくねくね道の先にあるのでちょっとわかりにくいかもしれませんが、行く価値はあると思います。

お店の中にはナッツを使った製品やドライフルーツ、そのほか厳選されたスペインの食品もたくさんありました。店員さんは優しいのでおススメとか聞きやすいです。あとお土産の相談にも乗ってくれますし、ナッツ類は試食させてくれるので、買って後悔することにはならないはず。

特にアーモンドの素焼きと、アーモンドのチョコレート付きが美味しかったです。あと雛あられに近い奴もありました。
爆買いしました。

Xocolata Amatller

カサ・ミラ横のチョコレート屋さんで、めちゃくちゃ歴史があるらしいです。日本人の方もいらっしゃってました。

なにより、ここはチョコレートのパッケージが可愛いのでお土産に最適だと思います。意外とスペインは可愛いパッケージが少ない……お値段も1€程度のものから、ちょっとお高めのやつまで色々ありました。

量り売りもあり、一つの袋に何種類かのチョコを混ぜてもいいそうです。ボンボンもあります。私は欲張りすぎて15€くらいしました。

まとめ

日本の京都みがあるバルセロナ。古都なので色々な歴史ある建造物やお店が軒を連ねてました。3日では短すぎたので、1週間くらいロングステイするのが楽しいかもです。

あとワンちゃんのう〇こが非常に多いので、絶対下を見て歩く方がいいです。大抵踏まれています。

【蛇足】バルセロナ到着まで

空港編

今回の旅では、エミレーツ航空を使いました。
旅程は以下の通りです。

東京(成田空港)→ドバイ→マドリード→バルセロナ

本当はドバイからバルセロナに直行したかったのですが、そこはノリと勢いで決めた旅行。何とも無駄な工程を踏みました。だってそっちのほうが航空券安かったんだもの……フライト時間は30時間ぐらいです。

成田空港は10年ぶりぐらいに行ったのですが、コロナの影響かお店が軒並み閉店していました。残っている飲食店も大体19時くらいに閉まってしまいます。早々に出国を済ませると、出発ゲート付近にはソファーとか充電コンセントとかもあったので快適に過ごせました。

搭乗はゾーンごとに進み、定刻通りに出発しました。ただ成田からドバイまでは空酔いをしてしまい、ほぼほぼ気分が悪いまま過ごすこと11時間。紙袋には助けられました。ちなみにエコノミーはWi-Fi有料です。

ドバイ空港に到着したのは現地時間午前4時くらい。ドバイ空港はめちゃくちゃ大きかったですが、コネクト(乗り継ぎ)表示に従って歩けば特に迷うこともありませんでした。ただ乗り継ぎ前に再度セキュリティチェックがあるので、飲み物を買うのはその後の方がいいです。

あとエレベーターもターミナル間をつなぐモノレールも全部自動で、お金持ってる国ってすごいな……と思っていました。室内に滝もあります。コントロールが終わった後は免税店が並んでいるのですが、ブランドばっかり。カフェの飲み物なども日本より高めです。足伸ばせる席があったのが唯一の救い。

搭乗手続き後はさらに待合室があり、そこで時間をつぶします。搭乗開始は出発の1時間前くらいから始まりました。私たちは途中で席が変わったのか紙が出てきてボーディングパスを変更しましたが、そうじゃない人はそのまま待合室に行ってました。

この待合室のお手洗いは非常に汚いため、できれば搭乗手続き前にお手洗いを済ませて方がいいと思います。こちらも登場はゾーンごとに進み、定刻の7時半頃に出発。

「マドリード=バラハス国際空港」には14時頃に到着しました。入国も特に何も聞かれることなくパスポートにハンコを押してもらい終了。ただ荷物が出てくるのに30分くらいかかりました。

その後イベリア航空でバルセロナに移動するのですが、受付デスクが到着口から遠いため事前に調べた方がいいと思います。

またイベリア航空のカウンターでは手荷物の札の出し方が分からず右往左往。結局係りのお兄さんに助けてもらったのは良いものの、荷物の数を間違えられ+料金がかかると言われて発券機に戻るなどしました。

結局1個23kgまでは無料とのこと、ボーディングパスを発券する機械で荷物札も同時に出せるそうです……事前にHP読んでおいた方がいいですね。

イベリア航空の機体は非常に狭く、飲み物のサービスもないので事前に買うか機内で注文するのがいいと思います。Wi-Fiも有料です。

「バルセロナ=エル・プラット空港」はこじんまりした空港で、荷物のターンテーブルなども分かりやすかったです。コントロールエリアを出たら、右斜め下に行くエスカレーターに乗り空港と市街地を結ぶバスに乗りました。

チケットの買い方や値段はいろんな方が解説してくれているので割愛します。バス停の近くに職員さんもいるので、分からなかったら聞いた方が早いです。空港バスは満員でもすぐに次のバスが来ます。

終点のカタルーニャ広場が一番ホテルも多く、観光地に近くて使いやすいと思います。

自販機編

基本的にクレジットカード・現金どちらとも使えます。
クレジットカードの場合は、大体以下のように操作しました。

①自販機の上の方にあるクレジット読み取り機のstartみたいなボタンを押す
②欲しい飲み物・食べ物の番号を押す
③読み取り機に金額が表示されるので、クレジットで支払う
④商品が出てくる

慣れるまで結構戸惑いますが、使えるようになればめちゃくちゃ便利です。

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