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絶対読んでほしいおすすめ小説紹介

毎日のように新刊が発売されていますが、数ある本の中でも何読めばいいか分からない、という方に私が今まで読んできた中からこれは絶対読んでみて、というおすすめ小説を5作紹介します。
本選びの参考までに。

■十角館の殺人/綾辻行人

クローズドサークルとどんでん返しの代表的作品と言っても良い名作。
ミステリー初心者の方にも楽しめる、むしろそんな人にこそ読んでほしいと言える一冊。

十角形の奇妙な館を訪れた大学ミステリ研の七人。彼らを襲う連続殺人の謎。結末に待ち受ける“衝撃の一行”とは?本格ミステリの名作がYA!に登場。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

Amazonより

■52ヘルツのクジラたち/町田そのこ

辛くて、苦しくて、切なくて、だけど温かい…希望の光が見える1冊。
海の底の静かな流れの中にいるような心が穏やかになる作品。
これほどまでに文章から人の感情が強く伝わるお話には中々出会えないかと…。

52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。

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■ハサミ男/殊能将之(しゅのうまさゆき)

ネタバレ見る前に読んでほしい名作。
すべて読み終えたとき、その意味がきっと分かるはず。
言葉の魔法にかかってみては…?

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

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■虚夢/薬丸岳

精神障害者が起こした事件、犯人は法で裁くことができなかった。
子供を殺された両親の苦悩と、母親の一見「異常」とも言える行動の意味とは…。
読後、必ずと言っていいほど事件について考えさせられる内容を書かれる作家さんですが、読む価値ありの名作です。

通り魔事件によって娘の命は奪われた。だが犯人は「心神喪失」状態であったとされ、罪に問われることはなかった。心に大きな傷を負った男は妻とも別れてしまう。そして事件から4年、元嫁から突然、「あの男」を街で見たと告げられる。娘を殺めた男に近づこうとするが…。人の心の脆さと強さに踏み込んだ感動作。

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■Blue/葉真中顕

児童虐待、子どもの貧困など…現代にも起こっている社会問題を取り上げ、そこに巻き込まれていく登場人物たちの心の闇をリアルに描いている。
【両親に愛され、普通に育てられる】ことの尊さに気づける作品。

平成15年に発生した一家殺人事件。最有力容疑者である次女は薬物の過剰摂取のため浴室で死亡。事件は迷宮入りした。時は流れ、平成31年4月、桜ヶ丘署の奥貫綾乃は「多摩ニュータウン男女二人殺害事件」の捜査に加わることに。二つの事件にはつながりが……!? 平成という時代を描きながら、さまざまな社会問題にも斬り込んだ、社会派ミステリーの傑作!

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