見出し画像

Mo' funkey!

「六本木ヒルズのトイレでハメる!」って!
久々に書くに値することと出会った。
ので書かずにはいられない。

「多目的トイレをあんなことに使うのは間違ってる」ゆう方々!
それは違う。
なぜならウンコするのがそんなに崇高なこととも思えないからや。ウンコしてイイんなら、セックスしてたってイイんじゃん?
「さっきまで入ってたひとが何してたか?」とかあんまり詮索するのもゲスですし。

なにしろね、ウンコしてたかセックスしてたか、とかよりね、彼は早いんですわ。マッハマッハ!
キスしはじめてから3〜5分で多目的トイレを出たといいます。

オラが多目的トイレに入ってウンコしてたら8分くらいはかかってしまうんですよ。
現実的に考えたらオラがウンコしてるより彼がセックスしてる方が多目的トイレを使いたい障がい者に迷惑をかけないのは、事実なのだ!

その上、記事によると彼は何フロアかまわって空いてる多目的トイレを吟味してたそうじゃないですか? なるべく迷惑かけないように、なるべくヒンシュクかわないように! というポンニチ紳士かくあるべし! ですな。

そもそもねえ、ヒルズだろうが新宿駅だろうが、新大久保駅だろうが千足公園だろうが「多目的トイレならどこでもイイんじゃね?」っていう考えが雑! というかデリカシーがない。所詮シロート、だわな。

なんしろ高度情報化社会ですからね。
きょうびホモセクシャルのためのマップつきハッテンバ紹介サイトとかレビューサイトがあるんですからね!

ぼくのような芸能人どころか下々の人なのもアヤシい社会のダニにはわからないけど、「出すログ」とかそういうプレイのための「現場」レビューサイトきっとがあって、彼なら間違いなくそこで「青カン セレブ 格安」とかで検索した結果!4.0以上だったのがヒルズの多目的トイレだったの! そういうこと!

彼はね、オラのともだちでも知り合いでもなんでもない。彼のコントどころかMCをやってらっしゃる番組すらろくに見たことがないようなオラから見ても「ひとの形をした『モテたくて!』」ですわ。

モテるためなら死んでもイイという境地でギラギラしてる第一人者ですわ。

こうして考えてみると髪型からなにから、彼の仕業の動機はだいたいが「モテたくて!」或いは「映えたくて!」だと思えなくもない。
そんなにまでして「モテたい!」ってもの凄く正直なんじゃね? シャブ中のように欲望に正直だ。きっと目がキレイ。
ぼくらは何を守りたくてモテたいことに素直になれないのだろうか?

彼は違う。「モテたくて!」のために一生を棒にふってきたのだ!

食べログ4.0以上の店しか行かないっていうグルメ(!)っぽいこだわり!も含めちゃうけどね。食もセックスも十数センチの粘膜の出来事なんだよ! それすらひとの評価に頼るという徹底したエゴのなさ! 主張のなさ! 自分を突き放しとる。

絶対他力! えっ、こんなところに親鸞が?

お外でセックスするなんて、その発想はなかった!っていうオラのようなツマんないオトコとはステージが違う(あ、お外で素股されたことはあるけど、ご承知のように素股はセックスじゃねえもんで、オラが退屈なのはビクともしない)。

は、ともかく、キスからはじめて3〜5分ですよ? 前戯からなにからコミコミで3〜5分! もう編集がタイト! ムダが全然ない! 速い! シュッとしてるー! よのなかダラダラしたオトコがいかに多いか。

ましてや、多目的トイレのようなロマンス全滅の行き止まりにおいても全然Ok! なんてデキるオトコだよね。オラには無理だ。
場所を選ばないなんて、リリー フランキーの「誰も知らない名言集」に出てきた「いいから! オレはここでイイから!」という痴漢を思い出しちまうエピソードだ。

鈴木杏樹や後藤真希が安いホテルで不倫してたのが庶民に夢を与えた。彼はそんなもんじゃねえ!
雨露しのげればトイレでイイ!なんてタレントであっても偉ぶらず、カネがなくてサカりのついた中学生カップルに限りなく近い地平で庶民目線。素晴らしいネ!

きょうびコンプライアンスどころかフェミニストの目線すら気にしない益荒男ぶり。王様のブランチ?の司会なんかさせとくのはもったいない。
しかし、彼がやるべきトゥナイトの風俗リポートの職が今の世の中にないのは、不幸な時代だとしか言いようがない。

怖るべきことにツイッターでは次々とセクシー女優たちが「彼とハメてたのは私じゃありませーん!」アピールが続出という新時代を作りだしてしまった。いっさいの売名を許さないこのクリーンさったらずかすがしいね、全く!

ぼくは不倫にはかなり寛容なんですよ。
不倫とかなんとかって、ただの恋じゃない。大袈裟だよ。
許すも許さないも、ない。そんなこと、その家庭で各々がジャッジすればいいのであって余人がクチ出すことではない! と思っております。
でも、金銭の授受もママあったみたいだし、どうやら恋ですらない。
婚姻以前から金銭の授受を深めた関係を続けてたのだから、順を追って考えると、婚姻の方が「不倫」だったのかもしれない。今回の騒動は「不倫」の定義すら我々に突きつけておる。

おお、彼には「俺は太平洋上に浮かぶ巨大な疑問符だ」というヌーベルバーグの名作のセリフを口にする資格がある!

まあ、彼も嫁さんも両者の婚姻への動機は「映える」ことだったんじゃねえのかってキモチがすこしします。類は友を呼びますからね。だったらウィンウィンじゃない。
違ってたってかまやしないのです。ぼかぁ何も失わないのだから。

女子レスラーが死んだことで「ネットで誹謗中傷はいかがなものか」なんて道徳がうっかり進化しそうなムーブメントから10日ほど。
「彼」を襲うリンチは「基本的ににんげんは急にオリコウサンになんかなりゃあしねえ」という現実を知らせてくれるでありましょう。

ワイドショーは長いこと感染症まめちしきばかりで、オバちゃんたちはシビレを切らしてた。そこにきてこのニュースの燃料投下力たるや! 待ってました。いや待たした甲斐があった! というべきサムシング。

これぞ「犬小屋発、豚小屋行き」!

聖戦とやらの決定的敗戦という事態を経ても毫もかわらずビンボくさいんだから女子レスラーの死ぐらいでポンニチが変わるわけねえだろ。

さんざっぱら長くなったのでここで「彼」に一つだけ問いたい。
「テンガだけでよかったんじゃね?」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?