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今週のキングダムPART101「最後の博打」


はじめに

 

 お久しぶりの更新失礼します。今回は、僕自身も騙されていました。考えてみれば、分かっていたことが、視野が狭くなる程、追い詰められていて居たことを思い知る回となっています。
 今週も短めではありますが、お付き合い宜しくお願いします。
 詳しく知りたい方は、上記のリンクをご確認ください。前回までの内容は今週のキングダム99+100を読んでから。

キングダム第741話「最後の博打」

 燃え上がる肥下の城と思いきや、燃えていたのは、森デシタ。

 肥下の城は健在で、陥落しておらず、無傷を保ったままだったのです。宜安の民の安全を考え、最前線まで走り続けていた袁環は、安堵と同時に、桓騎軍の行方を案じます。彼等は、何処へ行ったのか?

 李牧はその時、追い詰めていたはずの桓騎に、逆に自分自身が追い詰められていたことを悟ります。
 そもそも、桓騎軍は疲弊していて、城を攻めるのは、難しいことを考慮してなかったこと、宜安を早くに落とされ、肥下城の警備は厳重になっていたこと、何より、桓騎という将軍は生を諦めているような残虐な嗜好の持ち主だという思いこみこそが、策に嵌る要素として、重なり、結果として、目の前に桓騎軍が現れ、襲い掛かって来たのでした。

 李牧軍は一刻も早く、肥下城に向かわなくてはならなかった理由。それは王族にもしもの際は、北部を逃げ道にしなければならなかったから。
 そのことばかりを最優先に考える余り、桓騎軍のそもそもの計画の為に、兵を薄くしたことが、仇となり、李牧軍本陣に、最大の危機が訪れてしまったのでした。
 
 桓騎軍は、李牧軍の右側から、出現し、対応しますが、後方からも、出現し、完全に挟まれる形となった李牧軍。
 これ程、警戒をしていたつもりの彼にとって、最悪の形での大誤算。桓騎を死にたがりのクズと思い込んでいたことが、この結果を招いてしまいます。

 それは前日に、話していた秦国軍も同様で、桓騎曰く、必ず、李牧はこの罠に引っかかると予測。それには、テンも同意しており、ここで死ぬより、幾分か、マシとのこと。
 それは同時に、最後の博打そのもの。成功した所で、逃げ切れるかも、怪しく、負ければ、全滅という結果に。摩論が、反対していたのは、こういうことでしょうね。

 桓騎という親玉が出てくれば、勝てると踏んで、檄を飛ばす李牧。しかし、簡単に討ち取れる程、彼は甘くありませんでした。
 そして、その背後には、桓騎軍のとっておき、ゼノウが出現し、敗北濃厚、破れかぶれと思われていた彼等の最後にして、最強の一手が放たれたのでした。どうなる、李牧?

まとめ

 今回は、桓騎様の読み勝ち。僕も、完全に視野が狭くなってました。それだけ、この怒涛の展開に、対する考察の甘さと誘導が上手かったと思います。
 一番のきっかけは宜安の死体オブジェクト。これが一番作用したんでしょうね。これが無かったら、桓騎軍を追い込むまでは、行かなかったと思うので、この辺りは秀逸と言えるでしょう
 桓騎という将軍は、生を諦めているとか、自棄を起こしているのではなく、冷静に、且つ、勝つことを諦めない将軍という格に相応しい人間だったと思います。
 ここ最近は、桓騎を舐めてはいけない、殺してくるのは、桓騎と警戒していたはずの李牧も、彼の変幻自在、予測不能の戦術には、手も足も出なかったみたいですね。

 森を燃やして、それがまるで、肥下城炎上と錯覚するかは、さておき、急ぐ余り、兵を薄くしたことが、仇となったのも、痛いですね。此処で、肥下城が落ちたら、関係性悪化もあり得たので、仕方ないとはいえ、どの面においても、桓騎軍にとって、理に敵っているのが、面白い。
 しかも、ゼノウが一日で復活するとか、山の民系のタフさなのか?化け物というか、此処に全てが掛かっていると思うと余計に辛いですね。
 そういえば、慶舎の際は、失敗していたゼノウが、こんな形で、李牧に襲い掛かる構図は長年、連載していたからこその面白さだと思います。
 こんな皮肉な形で、李牧を討ち取ろうとするのは、燃えるポイントだと思います。果たして、今回こそ、上手く行くのでしょうか?

 個人的に、解せないことがあるとするなら、次回出てくるかもしれませんが、李信達ですかね。もしかしたら、居ない可能性もあるかもしれません
 あの時点では、一緒に同行していたので、無いかもしれませんが、もしかしたら、桓騎軍は囮となり、逃げるように言われた可能性も・・・。

 桓騎軍は砂鬼一家やらを含めても、大した数はいません。李信達も、戦える兵は限られているとは言え、桓騎軍よりかは、マシだと思います。
 けれども、ここで李信達が、犬死することはまず、あり得ないので、この先に出てくるのか?それとも、逃げているのかは、分かりませんが、向かう先とするなら、後方に下がるしかないでしょうね。
 全軍全てが、桓騎軍を狙っている今、これ以上の損耗は許し難いと思うので。壁の所に行った所で、連戦は好ましくないので、諦めるしかないと思います。残酷ですが、失った物が余りにも大きすぎるので

 この先のお話は分かっていますが、果たして、桓騎様は何処まで、李牧に近づき、そして、どうなってしまうのか?
 いよいよ、闇の穴と言われた李牧の作戦から始まったこの戦の終焉は間もなくと言ったところでしょうか?果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのか?

 次回、お楽しみに。

 桓騎様、カッコよすぎますわ。

最後に

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 それでは、皆々様、御武運を!!!


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