釣り人もこれからのことを考える時
どうも、はうみです。
9月に入り朝晩は、だいぶ涼しくなってきました。
秋にはいろんな魚を狙うことができます。
瀬戸内ではこれからのシーズンに面白くなってくるのは、
「イイダコ」
天ぷら、煮付け、塩ゆで、塩焼き・・・考えただけでヨダレが出てきます。
釣り方も簡単で、船からならテンヤというイイダコ専用のハリを沈めて、底につけるだけ。
岸からでも底をズルズルと引っ張れば、釣ることができます。
潮とポイントが良ければ、簡単に釣れます。
しかし・・・
ここ数年、漁獲量がかなり減っています。
岸から釣ってる人なんかいるのかな?
20年間で100分の1以下に激減。
香川県では現在、釣りができる期間を設けています。
個人的には、禁漁にしたらいいのに。規制かけるの遅くない?っと思っています。
そもそも、なんでこんなに減ったのでしょうか?
いろんな要因があるとは思うけど、やっぱり一番の要因は乱獲じゃないかなと思っています。
僕がイイダコ釣りをしていたのは、約20年前。
近所のおじさんと船で釣りに行っていました。
一つのポイントに、50~100隻ぐらいいたかな?その船の釣り人が、バケツ1~3杯ぐらい釣って帰る。
ほぼ毎日。
漁獲量が半分以下に減っている10年前も、同じぐらいみんなまだ釣っていた。
しかも、シーズン終盤になり卵を持ち出しても釣れるだけ釣る。
釣り人だけでこの状態。それプラス漁師。
釣り人は、俺らが釣ったぐらいでは関係ない。自分は週末だけだ。とみんなが言って釣りまくる。
漁師も仕事なので仕方ない部分もあると思うが、取れるだけ取る。
そりゃいなくなるでしょ。
今はイイダコが問題になっているが、アオリイカ、メバル、キスなども、そろそろヤバいんじゃないかな?
産卵のために接岸した個体を狙う。
食べたらうまいし、小型なら釣るのも簡単なので釣れるだけ釣って、みんなキープしていた。
最近は小型も釣るのが難しくなってきたが・・・
本当にこのままでは、釣りができなくなる。
次の世代、またその次の世代が釣りを楽しめるように、海を守っていかないといけない。
釣りをするな!とか、持って帰って食べるな!と言いたいのじゃなく。
釣り人みんなが自分がやっていることが、自然環境にどれぐらい影響を与えているのかを考えるタイミングだと思っている。
これから日本もライセンス制になったり、漁獲制限、バッグリミットができたりと、釣りの環境も変わることを期待している。
自分も含めて、釣り人は今から意識を変えていきましょう。