信号機、歯止め、赤い星。
中心からだんだんとずれていく。ここではないどこかへ、行きたかったともいえるし、違う世界で今でも生きているとも語ることができる。会見で何を聞かれても、僕は何も答えるつもりはない。人の痛みなんて、きっとあってないものだから、僕は僕のために綴っている。結局は紙切れか。蔓延る隙間に僕たちの爪痕、つまりは芸術を刻んでいる。その同志を見ることが、一番幸せで、一番幸せで。老いて行く世間、死んでいく世界、でもきっと、僕が残したものは永遠に残るのだ。詩人が死んでも、詩が残るように。どっちでもな