このnoteでは、国語の授業の作り方について中心に綴っていきたいと思います。内容によっては専門的なことも書かせていただいて、興味のある方には購入いただく記事も書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 教育実習・教員採用試験・国語の授業の作り方などについてのご質問についても受け付けております。質問者の方の個人情報に十分に配慮した形で公開の形で返答させていただき、様々な疑問や悩みにどう対応していくのかを共有させていただきたいです。
学生には、『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説国語編』(以下、『解説』)を汚して、自分のオリジナルの『解説』にしていきましょうと指導しています。 最初に行う作業はインデックス付けです。1・2年、3・4年、5・6年ごとに知識・技能、話すこと・聞くこと、書くこと、読むこととインデックスをつけていきます。「3・4 話す聞く」といった感じで略記して書きます。また、巻末の資料にある「系統表」もよく使いますので、これのインデックスも作ります。 この作業だけでちょっと出来る感も演
学習指導要領への破の視点学習指導要領には守破離の視点があるとよい。 守は学習指導要領の内容を理解し、それを授業に具現化すること。 ある意味でもっとも求められている授業だろう。 ただ、実際には、指導事項の抽象度の高さのせいもあって、教員自身がこれに解釈や批評を加えながら、実際の教室に対応させた内容にしていかなければならない。言うまでもなく指導事項は指導の目安に過ぎず、その目安からどう授業を構築していくのかは教師自身の授業構築力が必要だ。この時点ですでに指導事項そのものを相対化す