コーヒーと私
私は焦っている。余裕がない。なぜなら一人暮らしをする物件が決まらないのだ。毎日毎日ネットを見て探す日々。昨日は初めて内見にも行ったが、そこで1人で家を借り、1人で暮らす想像がつかなかったのだ。
前々から年単位で「一人暮らしをしたい!」と友人に言ってきた。最初は応援してくれていた友人もただ言うだけで行動をしない私を見て最近では「もう一人暮らしをしないと思っていた」、「どこでもいいじゃない」とどうでもいい様子が見える。当たり前だ。こんなくだらない戯言に何年も付き合わされる友人もきっとめんどくさいのだ。
今、当たり前だとようやく気づけたが私は何年も気づかないでいた。いや気づかないふりをしていたのかもしれない。気づきたくなかったのかもしれない。気付いたら本当はめんどくさいなと思っていること、本当はできないと思っていることに気付かされる。20代半ばにもなって現実が見れないのだ。
今日も昨日の余裕のなさを引きずっていため自分のお話を聞いて欲しい、承認欲求欲しがりさんになっていた。昨日のもやもやを引きずっていただけでだ。現実と向き合えないため自分のこともよくわからず、他者に求める。
現実逃避や感情に左右される態度。こんな私を私自身や他者が信頼することができるか? この面ではできないの一択だろう。
だが今年の私は違うと自分で自分のことを奮い立たせる。なんとしても今日でもやもやを消したい!と思い仕事帰り少し遠回りをして新しいコーヒーショップに立ち寄ってみた。マスターと少しお話しさせてもらい、テイクアウトでコーヒーを頂いた。初めて出会うマスター、初めて見るコーヒーの淹れ方、とてもわくわくした。少し心が軽くなった。
なんだ!自分で自分の心を晴らすことはできるじゃん!
そして自宅に帰りnoteで感情を言語化する。だめだめな私。まだまだ現状と向き合えていない私。だけど今日一つだけ現実と向き合えたじゃない?受け入れることができたじゃない?それだけで1歩成長できたじゃない?
人から見ると小さな一歩だ。しかし、今まで小さな一歩よりも大きな一歩を踏み出そうとして挫けてむしろマイナスまで戻っていた私がほんの小さな一歩を踏み出せた。少しだけ世界が変わった瞬間なのだ。(大袈裟)
明日からまた頑張ろう。