通販で買った本の話(7/13、7/15)

現代社会は便利なもので、ほしいものは家にいてもすぐ買えるのである。

『千の顔を持つ英雄[新訳版]』上・下

早川書房、ジョーゼフ・キャンベル/著、倉田真木、斎藤静代、関根光宏/訳

大学の講義で知った「英雄神話論」が非常に面白かったので、図書館で本を借りてぱらぱらと読んだ。めちゃめちゃ面白かった。手元に置いておきたい一冊(二冊)だったためにe-honで購入。家に届いたのが7/13のことである。

世界中の神話や民話に出てくる英雄の冒険を比較すると、共通の流れが見えてくる…という話。①出立、②試練、③帰還の三段階である。さらにこの段階の中でたどる流れも同様であり、例えば


①出立では、英雄は己の意志とは無関係に日常から非日常の冒険に出立せざるを得なくなるところからはじまるし、
②試練では父との和解(キャンベルが参考にしたユング派での「父」、大いなるもの、対立しているもの)を超えて大きな力を手に入れるし、
③帰還では一度英雄は帰還を拒否し、しかし己が選んで日常の世界に戻ってくる。

…ということが、多くの神話や民話、おとぎ話を例に出して解説されている。

この「英雄神話論」は宗教学、神話学では評価はされていないが、物語を作る際に大いに参考にされているという。それは、その時代の人物が何を物語に求めているか…と関係しているという。とくにハリウッドやディズニーでこの構造を見ることができる。

この本と英雄神話論については非常に面白いと感じたので、どこかで記事にできたらいいなと思う。けものフレンズは神話。

『神話の力』

早川書房、ジョーゼフ・キャンベル、ビル・モイヤーズ/著、飛田茂雄/訳

上記はかなり難解である、という。そのため、著者のキャンベルがビル・モイヤーズと対談したテレビ番組?の書き起こし??であるこの本を勧められた。この本もなかなか面白く購入を決めた。

『見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3色だけでセンスのいい色』

インプレス、ingectar-e/著

Amazonで食品を通販しようかな…と思っていた時に発見。ちょうどイラストの配色に悩んでいたし、表紙のマカロンが可愛かったのでついうっかり手が滑った。e-honで買えばよかったという気持ちは少しある。しかしあといくら買えば送料無料ですよの罠にはまってしまい…。

かわいらしい表紙もそうだし、中身も「3色でセンスのいい色」を謳うだけあって綺麗である。家にあるだけでもうれしい。そんな本だと思って購入。

こちらは7/15日に届いた。先に注文したのだが、重版してすぐだったのか最初からすぐに届くような感じではなかったし。注文したのは確か7月6日だったはず。なんなら最初のお届け予定日は7月17日だったので早く来た方だなぁ。そんなに急がなくてもいいよと思う私VS早く読みたい私。難しい。

まとめ

通販で本を買うのはあまり好きではないのだが、最近は本屋にいくと思わず何冊か買い込んでしまうのでこの買い方も悪くないかもしれない。Amazonだと送料がかかるが、e-honはなんと送料無料である。ぜひお使いいただきたい。近くの本屋も儲かる。らしい。ほんとか?

色んな本を買いたい、見たい時と、お目当てだけを買って他は買ってはいけない時、通販と実店舗を使い分けていきたい。

おわり。

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