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ポプラの綿毛は、札幌の風物詩?

札幌は、5月下旬にライラックが咲き終えると、それに代わり“白い物“が飛び交うようになる。

“雪虫“?これは、晩秋に現れる初雪を呼ぶ虫たちのこと。正解は、“ポプラの綿毛“である。

市内全域で見ることができますが、特に、北海道大学や旧道庁赤レンガ庁舎前庭や道立近代美術館周辺などは、“名所“として知られています。

綿毛が、雪のように空中を漂い、白いかたまりとなって地面を覆っている。

北大ポプラ並木周辺

いまでは、札幌の“白い風物詩“となっている?

私は、30年以上前、ロシアや中国東北部を頻繁に訪れていましたが、6月の当地は、札幌よりも綿毛が空中を舞う量が多く、まるで“猛吹雪“のようだったことを覚えています。

札幌でポプラというと北大のポプラ並木を思い出します。

北大ポプラ並木(2024年6月)

ポプラには、雄株と雌株があり、綿毛がまとった種子を空中に飛ばすのは、雌株だけです。

空中に漂う綿毛は、アレルギー症状を引き起こさないのでしょうか?

答えは、綿毛自体は、アレルギーを起こしませんが、綿毛が運ぶ花粉やホコリでアレルギーになる可能性はあるようです。

北海道では、5月頃まで“白樺花粉“でアレルギー症状を起こす人がいます。

ロシアの“猛吹雪“

6月になっても続いているようならポプラの綿毛が原因かもわかりません。

日本では、ありえませんが、海外では、綿毛に火を付けて燃え上がるのを見ることが好きな人がいるそうです。

綿毛に火を付けると一気に燃え上がり、場合によっては、木や家に燃え広がることがあるそうです。

6月下旬になると“雪景色“は、終わりとなり、札幌は、初夏を迎えることになります。




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