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KALDI COFFEE FARMのボルシチ

年に数回、定期的にJR札幌駅地下にある『カルデイコーヒーファーム札幌アピア店』で“ボルシチの素“を購入している。
これは、とても優れもので、このボルシチの素と水1ℓに肉100g(牛肉)とジャガイモとキャベツを入れて2分ほど煮込むと5人分の“本格的なウクライナ・ボルシチ“が出来上がる。
ロシアやウクライナで食べたボルシチと遜色ありません。

『Runa  Borsch 』の輸入先は、ウクライナ。

ボルシチは、ロシア料理のひとつとして日本では知られていますが、実は、ウクライナ語が語源。一説によると赤いスープという意味のブリ・シチが由来だとされています。
ウクライナが発祥のブリ・シチは、元々、ビーツだけでなくトマトを使ったスープもボルシチとされていたようです。

ウクライナやロシア以外でも東欧や中央ヨーロッパ、特にポーランド、ベラルーシ、ルーマニア、モルドヴァやリトアニアなどでは伝統料理となっていて世界三大スープのひとつとも言われています。

サハリンのユジノサハリンスクのレストランで食べたボルシチ。サワークリームをスプーンでかき混ぜて食べると旨味がまします。

ウクライナとロシアのボルシチの違い

■ブイヨンの違い
ロシアのボルシチは、牛骨のスープをベースにつくるが、ウクライナのボルシチは、豚のスペアリブをベースに作ります。場合によっては、チキンブイヨンなどでも作られるそうです。

■キャベツの違い
ロシアのボルシチは、キャベツを柔らかくするために、最初にザワークラウトを淹れます。一方、ウクライナのボルシチには、生のキャベツを出来上がる直前に入れてシャキシャキ感を残します。

■パンの違い
ロシアのボルシチに添えられるのは、黒パン(ライ麦パン)、ウクライナのボルシチには、ニンニクを加えたバターが染み込んでいるパンプーシカよ呼ばれる温かい丸いパンが添えられます。個人的には、パンプーシカが好きです。特に焼き立ては、最高です。

ウクライナのボルシチとパンプーシカ。パンは何個でも''食べらさる!''(北海道弁)

これら以外にも、ビーツの違いなどもあるようです。

『食べる輸血』といわれるビーツについて

ボルシチの主材料となるのがビーツです。
ビーツは、ロシヤやウクライナ固有の野菜ではなく、北海道でも栽培されています。道北の愛別町も生産地の一つです。

北海道北部の愛別町産ビーツ。下ごしらえ済なのでパックを開けて、すぐに使用できる。生のビーツを高温高圧で加熱されているので栄養素もそのまま。サラダやスムージーなどにも使用できます。

ビーツは、妊娠中の女性に接種が推奨されている「葉酸」、美肌を作ると言われる「亜鉛」「ビタミンB群」「ビタミンC」などの抗酸化作用のある栄養素を含む野菜です。更に、「鉄分」「カリウム」などの赤血球を作る成分も多く含んでおり、血圧の高い方や高齢者には最適な野菜と言われます。
別名「食べる輸血」とも言われます。

ビーツは、一般的な根菜と比べ、クセも少なく、”うま味・甘さ”が強いため子供にも食べやすいという特徴もあります。


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