北海道博物館特別展『みんなの鉄道〜がんばれ!地域の公共交通』

画像1 北海道の鉄道の変遷を知るために北海道博物館(札幌市厚別区)で今月23日まで開催されている特別展「みんなの鉄道 がんばれ!地域の公共交通」を訪れた。
画像2 最も注目していたのは、特別展に関連した講演会「日記や新聞に見る北海道と樺太の鉄道」。講演会では、樺太鉄道の概要や内田きよしの(札幌農学校第1期生)の日記に記された鉄道記事など興味深いものがあった。
画像3 特別展では、「樺太鉄道コーナー」もあり見入ってしまった。写真は、当時の樺太の主産業であったパルプの原料となる木材を山奥に簡易軌道を敷設して小さな可愛い蒸気機関車で搬出している写真である。
画像4 「ポーランド人のパン売り」という題名の白黒写真パネルが掲示掲示されていた。注意深く見るとオジサンの帽子には、どうやらポーランドと書かれていると想像できる。当時、駅のホームや街中では、ポーランド人やロシア人による“ロシアパン“が販売されていて大人気だったと聞いたことがある。
画像5 “ロシアパン“については、ノンフィクション作家・梯久美子さんの著書「サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する」に詳しい。今後、機会があれば、樺太鉄道やロシア人の主食であるパンについて発信してみたい。ロシアのパンというと“黒パン“というステレオタイプを払拭させたい。ロシアにも日本同様、たくさんの種類の美味しいパンがあることを知ってほしい。

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