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嚥下障害を簡単に⑱食事介助編

今回は、食事介助について書いていこうと思います。嚥下障害のリハビリでは、以前紹介した課題特異性の考え方のように、食事を食べることで食べる機能は向上します。そのため、適切な食事介助は非常に重要です🙆 まずは、食事を始める前の準備についてお話しします。

①食べる環境作り  
食事の時間になったら、いきなりベッドから起こすのではなく、少し前に起こして「これから食事の時間だ」ということを意識してもらうことが大切です。患者さんが食事に向けて心身の準備ができるようにしましょう。

②口腔内の確認  
口腔内が汚れていないかを確認しましょう。可能であれば、食前に口腔ケアを行うことで、誤嚥性肺炎の予防や食事を美味しく感じられるようになります。忙しい時でも、少なくとも口腔内の確認やうがいを行いましょう。

③食事姿勢  
ギャッチアップや座位で食事を取る場合でも、身体が捻じれていないことが大切です。クッションなどを使って調整し、体が安定した姿勢を保てるようにします。頭頸部は軽度前屈するように、枕や声かけで調整しましょう。

今回は、食事介助における準備の重要性について書きました😄 次回は、食事介助中のポイントについてお話ししたいと思います。






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