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嚥下障害を簡単に⑲食事介助編

今回は、食事介助の方法についてお話ししていきます。食事介助で注意すべきポイントを、①食物の認知、②一口量、③スプーン操作、④次の一口を入れる前の確認、の4つに分けてまとめてみました😊

①食物の認知
まず、何を食べているかを患者さんにしっかり認知してもらう必要があります。そのために、食べ物をよく見てもらったり、匂いを嗅いでもらうなど、五感を刺激することが大切です。

②一口量
嚥下障害がある方の場合、一口量は少なめにすることが望ましいですが、少なすぎると食べ物を認識しづらい方もいます。その方に適した一口量を見極めることが必要です。

③スプーン操作
スプーンは、正面からまっすぐに入れて舌の中央に置き、患者さんが口を閉じたのを確認してから、斜め上方にゆっくりと引き抜きます。この時、頸部が後屈しないように注意しましょう。

④次の一口を入れる前の確認
次の一口を入れる前に、嚥下が完了しているか(喉仏の上がりを確認)を確認しましょう。その後、口の中に食べ物の残留物がないかもチェックします。

今回は、食事介助の具体的な方法についてお伝えしました。どなたでも意識すれば簡単に実践できる方法ですので、STから他の食事介助を行う方にも伝えてみると良いかもしれません🙆






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