我が家に鳥の巣

昨年から薪棚に巣箱を取り付けていました。以前、木育のワークショップで子供と一緒に作ったものです。巣箱自体は立派なもので、しばらくはPOST📮として使用していました。一応、住まいは街中ではあるので、期待はしていませんでした。ところが、巣箱の近くを通るとやたら鳥が近くを飛んでくるようになり、あれよあれよとあっという間に巣箱の中からピーピーと鳴き声が聞こえてきました。今思えば、鳥が近くを飛んでくるのは巣箱の中の卵を親鳥たちが守っていたのだと思います。
ヒナが孵ってからは、子供と一緒におうちの中からバードウオッチングが始まりました。親鳥が電線から「ギジギジ」と鳴くと、ヒナたちがピーピーと泣き返します。ヒナの声を聞いて、巣箱の場所を確認し、中へ入っていきました。おそらく、鳥は「ハクセキレイ」ではないかと思います。白と黒の羽根を持ち、独特な鳴き声。これまでは私も子供たちも鳥の鳴き声は聞きながしていましたが、親鳥の鳴く声が聞こえると、帰ってきた❗️と鳥の声に敏感になっていました。しばらく観察が続いたので、ヒナたちに親近感が湧いていました。
あるとき、ヒナたちが跳ぶ練習をしていたところに、遠くから狙っていたカラスが巣箱を落そうと体当たりしてきました。その衝撃で巣箱から転げ落ちたヒナがカラスに食べられそうなところ、ついヒナを助けてしまいました。自然の掟に手助けは不要かと思ったのですが、成長の過程を見てきたのもあるせいかどうしても見過ごせませんでした。もしかしたら、ヒトの匂いがついてしまったため親鳥が子育てを放棄してしまうのではないかと心配しましたが、その後も跳ぶ練習をして3羽は無事に巣立っていきました。子供たちもヒナたちが巣立った後は物足りなそうでしたが、1ヶ月経った今でもウチの庭に巣立ったヒナと思われる小鳥2羽が遊びに来ています。