自然観察指導員講習 1日目フィールドワーク
少年自然の家で自然観察指導員講習会に参加してきました。(少年自然の家は他県にもあるのでしょうか?)講習会の日程は2日間あり、1日目は野外活動と講義を、2日目は野外活動と参加者によるミニ自然観察会の実施でした。てっきり、座学とフィールドワークの講習会と思っていたため、2日目の実践を想定したミニ自然観察会をやると聞いた時は震えました。周りの参加者も同じ気持ちのようでした。参加者の人数は全員で50名おり、アクティビティ系のガイドをされている方、登山好きな方、登山トレイルをされている方など様々でした。意外にもいろんな市町村の地域おこし協力隊の方が参加をされていました。私のように勢いで参加された方も何人かいました。
講習が始まるやいなや、野外に出てさっそくフィールドワークが始まりました。まず初めにみんなで同じ風景をスケッチをし、隣同士の方と見せ合いっこしました。ここでは同じテーマで絵を描いて、どこを1番強調したのか?他の人と違うところ・同じところを見つける、そしてそれを共有することで理解すると同時に、相手との距離を近くする意図があったようです。私は鉛筆で描いたのですが、隣の人はマーカーで描いていたので、それだけでも全く印象が違っていました。
次のフィールドワークは3つに班を分けて行いました。ここでは「森の入り口を観てみよう」がテーマでした。森の入り口は決まって、入りずらいよう草花やツルが多くなっているようです。特にツルがあるところは森の入り口と言ってもいいようです。森も家と同じように屋根、床、壁、柱があり、ドーム型になっています。そのドーム型のお家に入って観てみると、思っていたより藪藪していなく、小動物や虫たちの住処になっていました。日差しがちょうど差し込んできて、心地良いくらいです。次にどの木が大黒柱のような役割をしているかを観察しました。ここで言う大黒柱とは、1番高くて大きな木のことです。大黒柱の木と同じ木の赤ちゃんの木も探しました。同じ樹種がいくつもあると、ここの森はこの大黒柱の木にとって適していて、次の世代までも続いていくと予想できるようです。
自然観察で大事なことは指導員の説明だけで終わらないこと。五感を使い、参加者が感じてもらうことが何より重要で、私も自然ととてもワクワクしました。
ここまでで午前のフィールドワークは終了となりました。お昼休憩をはさみ、午後は座学が始まります。座学の様子は次回のnoteへ続きます。
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