ドラゴンラージャ7巻 雑感想
●登場人物
〇ジェレイント・ティンバー
テペリのプリースト
おしゃべりな青年
本を読んで冒険に憧れている。
純粋。
〇スカイラム・トリーキー
護衛兵隊長
苦労人
ポーズを取りたがる。
バカではない
●本編
フチ「人間がやることの中に、むだでない行動がどれほどあるかな。そういったものに、自分なりの適当な理由をくっつけるんだろ」
ジェレイント「人間は不安な存在。ユピネルとヘルカネス、両者に従えるということは、ユピネルとヘルカネス、両者からすてられた子でもあるんだ。ユピネルの幼な子であるエルフが、あんな話を理解できると思うか」
永遠の森から戻った人はいなくなる
ホラーでよくあるやつや。
ジェレイント「自分という存在をかけた冒険だ。最高じゃないか、史上最大の冒険だぞ! 少なくとも自我を持つ語人にとって、これ以上の冒険はないだろう」
ネリア「あたいって、なんだろう。あたいは未熟なナイトホークよ。この日、このときまで、成しとげたことなんかなんにもない。そのあたいが、なんになれるかしら」
フチ「未来は近づいてこないんだ」
ドッペルゲンガー
もうひとりの自分か。ホラーだな。
存在の脅威
自我を脅かされる。
分裂した自分を殺したら、その分記憶が欠落するんじゃ?
逆転裁判4でも言ったけど、記憶(過去)を失ったら、その人はその人でいられるのか?
たくさんの宝石
ここまさか、ドラゴンロードのおうちじゃね?
ドラゴンの安息所 カール・エン・ドラゴニオン
ドラゴンロードの詐欺劇
ドラゴンロードは北部を含め大陸の大部分を支配していた。
しかしエルフとドワーフには手を出せなかった。
ドラゴンロードはアビスの迷宮に匹敵する大迷宮を建設しないか、とドワーフに持ちかけた。
建設中オークがドワーフに対し暴動を起こし、ドワーフは大迷宮を逃げ出した。
オークは結局大迷宮をドラゴンロードに捧げた。
アムルタットといいドラゴンが小物っぽく見えるのは悪知恵が働くからなのか
ネクソンは記憶の大部分を失ってた。
「私はエルフの敵だったのか!」
「私はプリーストに追われるような人間なのか!」
「私は自分の望みをかなえるために、なにをしてきたんだ!」
ネクソン……
あらゆる記憶を失って、それは以前の彼と呼べるのか?
ネクソン「真実と善と美徳は、物書きのペン先にのみ存在するんだ」
記録を作る、歴史を作る、真実を作り出すって事か。
ハスラー(御者)「私は選択しなければならなかったんです、ご主人さま。あなたは私の名前を正確に呼び、私に助けてくれと言いました。あなたが、ほかのネクソンを殺せと命じました」
ハスラーを覚えていたのは彼だけだったのか……この二人、いったいどういう関係だ?
「くそっ。一度こうなってしまったんだ。もう、元にはもどれない。私に残されたものは私のかけらだ。そうだ。つきすすむしかない。私に残されたもっとも小さな記憶のかけら、それを実現するために、もがくしかないんだ。バイサスを滅亡させてやる。それ以外には、なにも残っていないんだ!」
カール「きみは再びネクソンになるべきだ。完全なネクソンにならなければならないんだ。ゆがんだ憎悪以外になにも持たないネクソンとして、どうやって生きていくつもりだ? それすらも捨ててしまえ! それは、きみではないべつのネクソン、過去のネクソンの破片にすぎない。きみは新しいネクソンになるべきだ」
過去を見ない振りして(あるいは失って)別の自分を作り出したのが逆裁4のキャラクターなんだよな……(すぐ逆裁4の話する)
ネクソン「おまえは、なにを捨てた?」「おまえは、今の自分になるために、なにを捨てたんだ? 何を諦め、何を忘却したんだ?」「いまのおまえを存在させるために、何を捨てたんだっ!」
カール「何も捨ててない。思い出は大事だ」「私は思い出とむきあう術を知っているし、それにとらわれずに生きていける。きみのように、思い出のために自分を焼き尽くそうとはしない。私は今を生きる術を知っている」
ネクソン「持っているからだ! おまえは過去の自分を全て思っているから、今を思いのままに生きていけるんだ」
6巻、イルリルのハンドレイクの話。
イルリル「彼(ハンドレイク)が自分の人間性を大事にしたことを望みます」「彼が最後まで人間であったことを……自分を捨てなかったことを望みます。守れなかった約束を記憶していることを望みます」「彼がハンドレイクであることを望んでいます」
なおこの一連の場面ボロボロ泣きながら読んだよ!
学校で徹夜作業中だったから周りに見えないように本で顔を隠してたよ!
ジェレイントの死体を見てないから死んでないと思う。
(死体を見るまでは死んだかどうかは分からないのよ。だから死体を映したらもう生き返るなよ)
ほらね。
ジェレイント「ドラゴンロードです」
まじかー。
ドラゴンは忘れることができない。
ネクソンなんて大部分の記憶が欠落してアイデンティティの危機なのに。
カールってまさか、本当にハンドレイクなのか?
ジェレイント「あなたは人間をご存知でしょう。人間ならばそういう質問に対して、常に同じように答えるはずです。テペリにたずねる必要もありません。私が死にます」
フチ(違う……。ジェレイント、あんただからそう答えるんだ。すべての人間を信じるあんただから、そんなとぼけたことを口にするんだ。だけど、どういうわけかオレには確信がなかった)
大勢を取るか、自分を取るか
理不尽な2択の質問は嫌いだ
トロッコ問題とか
どっちか取れってやつ
「オレは単数じゃない」
名言出ました。
ドラゴンは完璧な存在
じゃあなんてドラゴンラージャなんてものが存在するんだろう?
ドラゴンと人間は対(?)の存在だし。
ドラゴンは時間を理解できない。
あんまり長く生きるから感覚ないんだな。
ドラゴンというものがよく分からないな。
ドラゴンラージャも。
イルリル「ハンドレイクはどこにいますか」
ドラゴンロード「ヘルカネスは鍵をどこに隠すのか考えてみよ」
『事件の鍵はユピネルが作り、ヘルカネスはそれを隠す』
『隠す場所はいつも事件のすぐとなり』
カール「ドラゴンロードは太陽だ。彼は万物を治められる知恵と権能をそなえている。しかし、彼はまっすぐに見つめられない存在であり、光を押し付ける存在だ。みずからの光のせいで、逆にまわりの闇を見つめられないんだ。みずからの偉大さゆえに」
ドラゴンロードは完璧すぎるのか。
完璧すぎるものを、完璧じゃなくするために人間が必要なのか?
感想終わり
ちょっと面白くなってきたかな?
このまま面白くなってくれ。残り5巻もあるんだ。
まさかのこの作品初泣きがネクソンです。
しんどい。
カールは本当にハンドレイクなのか? 私だいぶなめた口きいちゃったぞ?
人間の在り方とはなんぞやっていう、そういう話なのか? ドラゴンラージャは。