経営のお勉強①(MBAマネジメント・ブック)
経営について、以下の本を参考文献として数回に分けて勉強していく。
経営は、誰のためのものなのか
会社は、何のために経営をするのか?
顧客のため、という考え方がしっくり来る。
顧客が支持をしない会社は、業績を伸ばすことができない。
それでは株主はどうなのか。株主がいないと、資本金が集まらないから経営が成り立たない。
社員はどうなのか。社員がいなければ業務は成り立たない。
つまり、経営は全てのステークホルダーのためのもの、という考え方が最も納得感がある。
経営戦略とは何なのか
あるべき姿と現実のギャップを埋めるためのもの。
経営戦略に必要な考え方
①ドメイン
ドメインについては、1980年にD・F・エイベルは、顧客層(市場)、顧客機能、技術の3つの次元で事業を定義することを提唱している。
事業の広がりや企業独自の価値を築き、企業の方向性を示唆するものを盛り込まなければならない。
さらには、ステークホルダーが納得し共通認識を得られることが求められる。(=ドメイン・コンセンサス)
ドメインは、広げすぎることで経営体力を弱らせることにもなるので「どの場所なら最も有利に戦えるのか?」ということを、外部分析や内部分析のうえ、将来的な成長見込めるかも見極める必要がある。
②コア・コンピタンス
似た用語に「ケイパビリティ」があるが、ケイパビリティは「バリューチェーン全体に及ぶ組織的能力」、コア・コンピタンスは「バリューチェーン上における特定の技術力」とジョージ・ストークスらは定義している。
コア・コンピタンスでは①模倣可能性(Imitability)、②移転可能性(Transferability)、③代替可能性(Substitutability)、④希少性(Scarcity)、⑤耐久性(Durability)の5つを考慮すべきと考えられている。
一般的に、の可能性が低いほど(他社が簡単に真似したり、保有したりすることが難しく、代替品も少ない場合)、またが高いほど(手に入りにくく、耐久性に優れている場合)、競争優位は持続しやすくなると言われる。
③経営資源
まず事業の目的や方針を明らかにした上で、どのくらいの経営資源を配分するのか考える必要がある。
経営資源は、自社の資源以外に以下の方法で補完することができる。
・買収
・アライアンス
・アウトソーシング
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