【開催報告】今日、ここに来て良かった。～五感で味わう、とけゆく春の調べ～　-2024.4.13-

数か月前のある寒い日に、突然決まったこのイベントは、
どういうわけか、私が目指している
「今日、ここに来て良かった。」
がタイトルになりました。

会場となった
machiminの手塚さんは、お互いの第一子が同い年で、赤ちゃんズを抱っこ紐している時からの関係なので、かれこれ8年以上になります。
出会った時から、深く本質的な関わり方をしてくれ、勇気と愛あるダメ出しをくれる、底知れぬエネルギーの持ち主です。

ヴァイオリニストの
根本理恵さんは、崇高なところにいる方で、コロナ禍に観客として彼女のコンサートを聴きに行って以来、その時の音楽はそのまま我が家の週末の朝食を彩るBGMになっています。
この音楽がかかると、初夏の高原のオーベルジュにでもいるような、清々しく、ゆったりとした優しい気持ちになれるのです。

今回のこのお二人とのお仕事は、私にとって日常の延長線上にあるようでいて、
二度とあるか分からない奇跡的なご縁とタイミングに、自分の中の境界線が不明になるようなエネルギーが湧きました。

限られたスペース、時間、人員、予算で、今の自分がどこまでできるだろうか。

どうしたら、それぞれの良さを最大限に引き出し、
「今日、ここに来て良かった。」と思っていただける驚きと感動をつくれるだろうか。

勿論、私だけじゃなく、machiminがあり、手塚さんがいて、根本さんがいて、その胸も借りながら
参加者のお一人お一人のお顔を思い浮かべながら準備してきました。

あっという間と言えばあっという間でしたし、一つ一つの場面がトロリと濃厚な時間だったとも言えます。

夕方の眩しいぐらいの西日から夜に変わっていくmachiminは、レトロで懐かしさがあり、どこか幻想的でしたし、
根本さんの音楽はいつまでも耳の奥に残るようなぬくもりがあり、生命力と優しさに包まれるような音でした。

帰り際、
「今日、ここに来て良かったです。」
と私の目を見て伝えてくださった方がいました。

「音楽、ワイン、食べ物、全部が柔らかくて気持ち良かったです」
と伝えに来てくださった方もいました。

「ワインが美味しくて、どこで買えるんですか？買います！」
と駆け寄ってくださった方々も。

それらの言葉をいただいた時に、
ググっときながら、

”私は何のために企画したのだろうか”という言葉が頭をよぎりました。

来てくださった皆さんのためでありながら、自分のためだったのかもしれない。

「今日、ここに来てよかった」
は誰より私が感じたい事でした。

全力でやれました。
ご参加いただいた皆様、そしてご協力いただいた皆様に心から感謝いたします。

ありがとうございました。

最後に、会場のお花を提供いただいた、
@ootakanomori_garden さん。

“フレンドリーで、柔らかく、瑞々しい空間になるよう、庭先や野原に咲く、切り立ての季節の植物を飾りたい。
そのために、お庭のお花を分けていただけないでしょうか”

という、なんとも勝手な要望だったので断られるのを覚悟でしたが、
断るどころか全力で協力してくださり、
会場にも駆けつけてくださいました。
ありがとうございました🙇

写真は
@hitokomacamera さんに撮っていただきました。

様々な場所、角度から、その時の場面と共に感情までも写し取るように丁寧に撮ってくださいました。
お願いして本当によかったです。
ありがとうございました。