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【週末投稿】つれづれ有用植物#248(クワ科コウゾ属:コウゾ)
落葉広葉樹の低木で、和紙の原料として有名です。
本州以南の山間部に生えて高さ 2 ~ 5 m くらいに成長します。
樹皮は褐色で葉は短柄をもって互生します。
コウゾはヒメコウゾとカジノキの雑種とされています。
簡単な見分け方として、雄花と雌花が別の木がコウゾで、雄花と雌花が同じ木がヒメコウゾとの事です。
しかし、地方の呼び方や分類を簡単化するためかヒメコウゾを単にコウゾと呼ぶ場合もあるので混乱があります。
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コウゾは山間部に自生している身近な植物なのですが、和紙の原料になるコウゾは品種改良されていて、自生しているコウゾとは品種が異なるそうです。
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実は国産和紙の原料として使うコウゾは減っていて、外国産のコウゾが使われている和紙が今では多く流通しています。国産のコウゾを栽培して売っても収入が他の業種に比べて非常に少なく、コウゾの生産者が減っているからだそうです。
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和紙の原料には、コウゾ(楮)やミツマタ(三椏)、ガンピ(雁皮)などのほか、竹などがありますが、コウゾが他の製紙原料の中で最も強く良質といわれています。
4~5月頃に花が咲き、6月頃に木イチゴに似た赤いつぶつぶの実がなります。甘く食用にできますが、花糸部分が残っていてねば付き、舌触りが悪いので、すりつぶして濾した果汁からジャムやジュースにすると良いでしょう。
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