【週末投稿】つれづれ有用植物#129(カタバミ科カタバミ属:オカ)
所違えば重要な作物の順位は変わります。
日本に於いて、この植物自体や根茎を食べる文化などはほぼ知られていないと思います。
オカは、世界に広く分布するカタバミ科の植物の一つで、南米のペルーやコロンビアが原産です。南米ではジャガイモに次ぐ重要な芋類として扱われています。
【参考:WikiPedia】
実はオカを含むカタバミ科は世界に多様に分布しており、日本にも道端で良く見かける事があります。これらは食べられるものもあります。
【カタバミ】
カタバミは、生食、汁の実、酢の物、漬け物、天ぷら、炒め物などに利用できますが、シュウ酸を多く含むので酸味があります。腎機能にご病気のある方は控えた方がよいかもしれません。また健康な方もシュウ酸が多いため沢山摂らない方がよいでしょう。
根が太り食用になる、イモカタバミも見かけます。
【イモカタバミ】
オカもカタバミ科のためにシュウ酸を含んでいます。
食味の向上やシュウ酸に由来するえぐ味の軽減を目指して積極的な品種改良が行われた結果、現在では様々な色の塊茎を持つ品種が栽培されている様です。
■Harvesting oca (Oxalis tuberosa) (3分強)
Sodininkas 様
■Harvesting and Growing Oca - New Zealand Yam(約7分:英語)
Huw Richards 様
オカは春に塊茎を浅く植え付け、地上部が育つにつれて盛り土を行い、地下の塊茎の分裂・成長を促す。約8か月で成熟し、秋から初冬に収穫します。
ニュージーランドに食糧として導入された歴史がありますが、現在では南アメリカ大陸とニュージーランドで細々と栽培されている様です。
PingBanana も栽培チャレンジしています。
涼しい気候が良いために、夏の猛暑で一度枯らせてしまいました。
今年は、再チャレンジしてみたいと思います。