【週末投稿】つれづれ有用植物#194(ネギ科ネギ/アリウム属:アリウムモーリー)
ネギ科の植物は、独特の香りがあり古くから人々に利用されてきました。
ネギ、チャイブ、ニンニク、ネギ(アリウム)属の仲間です。
ネギ属と呼ぶより、アリウム属と呼ぶだけでカッコイイイメージを持ちますが、日本の場合は「アリウム」と呼ぶと、園芸種のネギ属を占める事が多いです。
大分横道にそれてしまいました。
今回ご紹介する植物は「アリウム・モーリー」とよばれる黄花のアリウムです。
他のアリウムと比べると、小型で草丈が低い品種です。
花は球体にはならず、初夏に1本の茎から星形の黄色い小さな花が開花します。
英名は、golden garlic 、yellow garlic などとも呼ばれ、球根は食用にもなりますが、市販のニンニクと比べると鱗片は小さいです。
■(Allium molyアリウム・モーリー)が咲きました(1分)
あきぴ 様
日本名では「キバナノ ギョウジャニンニク」と呼ばれています。
ちなみに、行者ニンニク(アイヌネギ)は同じネギ属ですが、種が違います。主に涼しい気候を好み北陸や北海道で自生しています。
ネギ属の植物達は、人間に有用でも他の動物には毒になる事もあります。
「有機チオ硫酸化合物」という成分が含まれており、この成分を犬や猫が摂取することによって、溶血性貧血を起こします。
その逆もあります。
鑑賞して楽しんだり、工夫して料理に利用するのも良いですね。