あの子たちの、夢みた世界

昨年、次女を亡くした私ですが、実は一番上の子も亡くしています。

妊娠初期の不全流産でした。

2001年3月に結婚し、数ヶ月で授かった子。
妻と歓喜し、エコー写真を見て感動していました。

呼び名をつけて、毎日お腹に呼びかけていました。

そして、数回の検診で流産…。

2001年7月17日 1人目の子が天使になりました。

その時の妻とのメールのやり取りを、便箋に書いて残してあります。

今、赤ちゃんが天使になりました。

わずかな時間だったけど、たしかに父親であり母親になる事が出来たね、ありがとう。

わずか1ヶ月の命を送りました。
そして、その18年後。

もう1人、11歳の命が後を追いました。


今、私は生きています。

運命を呪ったり、周囲の環境に不平不満をぶつけたり。

改めて思います。

私は、あの子たちがきっと夢に見たであろう大人の世界を生きている。

自分の意思で、なんでも出来る夢の世界。

時に忘れてしまう。

この瞬間、この時間は、奇跡なんだということを。

プレゼント=現在

今を生きるとは、プレゼントなんだと思う。

人生を味わい、魂を磨き、たくさん笑い、たくさん泣いて、先に行って待っているあの子たちに胸を張って再開できるよう、毎日を大切に生きたい。

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