あいまいなままで
何かとハッキリさせたい世の中です。物事、分からない事はダメだという。
わからないままにして置くと不都合が生じる虞があるし、周囲に迷惑をかける。
なので、物事の成り立ちを理解する、自分の考えを持つ、自分の解釈を好ましい形に捉え直すなど、答えを持つことの大切さを教えられてきた。
それは、より正確に、より自信を持って、より好ましい自他であるために。
でも、今、歳を重ねて思うのは、答えを求めない、というのも答えの一つにあっていい。むしろ、無理矢理の答えは自分の心を傷つけるということ。
もちろん、スピードと正確さを求められるビジネスの場ではそうはいかないけれども、それを四六時中、自分の時間にも適用しなくていいと思う。
夜空を見上げて星を眺める時、北極星はどれか? あの並びは〇〇座だ、と探す前に、ただ眺めて星の光に感動する。そんな時間があって良い。
星座だって、地球外から見れば全然違う並びになってしまうのですからね。