歌人へのプチ★しるべ 彦坂美喜子『春日井建論』(2024) 短歌研究社
資料「中部の文芸 短歌 松平盟子」中日新聞 2024年10月7日
前衛短歌の旗手、春日井建の没後20年に刊行された評論。著者の彦坂美喜子は朝日カルチャーセンターの受講生として春日井と出会い、後に弟子となった。著書は詩人でもあった春日井の詩についても詳細に論じており、春日井の研究書としても貴重だ。テクニック(技巧)とレトリック(修辞)、響きと音感の美しい作品群は三島由紀夫の称賛を受けた。春日井ファンのみならず、短歌を学ぶ人の必読の評論である。
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