
Photo by
pupmoma
歌人へのプチ★しるべ 長谷川径子『椿雨』(2024)人間社
資料「中部の文芸 短歌 松平盟子」中日新聞 2024年11月18日
短歌の会・プチ★モンドの歌会の中で歌人研究として松平盟子先生が紹介してくださった歌人です。
福井市出身。ネットで検索しても背景がほとんど分からないベールに包まれた女性歌人の第三歌集が『椿雨』です。
歌人は裁判所に勤務経験があり、数多くの人間ドラマに接してきました。その人間洞察の深さは数首読んだだけでも読み手にひしと伝わって来ることでしょう。隠喩やことばの選び方が秀逸で(意識的な選択ではなく、ことばが自身の血肉となっています)日常的なモチーフのものごとを普遍的な神髄にまで昇華させています。だからこそ、そこに驚嘆や共感が立ち上がり、読み手に鋭い矢の如く突き刺さるのです。
★書影・作品などは著作権によって利用不可のため、掲載いたしません。
facebook「短歌の会 プチ★モンド」
短歌の会 プチ★モンド | Facebook