半分の島

半分の月。半分の島。どうやら自分は、半分が好きなのか、半分が似合うのか、どちらからしい。終わらない旅路の上で、人はきっと、誰しもが半分なのだろう、などと思いつきのように、考える。「あなたは私の、半分ですか?」と書いて小さな瓶に詰める、その手紙の宛先を私は知らないので / もうとっくに知っていて、怖くて書けないので、

誰かに、あなたに、代わりに書いて欲しい。


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