知られざるメダカの世界①~野生のヒメダカには要注意!
今日は相模原市にある相模川ふれあい科学館に行ってきた。ここでは6月19日まで、特別展「メダカ展」が開催されている。
そこでは、日本固有のメダカや世界のメダカ、改良品種のメダカなどが展示されており、小さなブースでありながら、メダカに関する情報を存分に得ることが出来た。
本日は、この「メダカ展」で得た情報を元にメダカに関する知識を3回に渡って、皆さんに紹介していきたいと思う。
「ヒメダカは在来種でははい!」
日本にいる野生のメダカは2種類である。
以前は1種類だけであったが、2012年に北陸地方と東北の日本海側に棲むメダカが新種の「キタノメダカ」となった。そのためそれ以外の地域に棲むメダカは「ミナミメダカ」と呼ばれるようになった。
ちなみに「メダカは何色?」という質問に対して、「オレンジ!!」と答える方もいると思う。それはヒメダカのことであり、小学校でも飼育されていること多い。
しかしヒメダカは人間によって改良された品種であり、本来野生下にはいないメダカである。
随分前からヒメダカが野生下で見られるケースがあり、これは人間が野生に放したせいである。このことが、固有種のメダカが絶滅する可能性にも繫がっているのだ。その理由は第3回で話したいと思う。