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楽しみながら、環境問題を考えることが出来る学園祭「東京農工大学 農工祭」

 今回は2024年11月8日から10日に行われた東京農工大学府中キャンパスで行われた「第66回 農工祭」の訪問レポートです。(私が訪問したのは11月10日)

到着して模擬店巡りをしていると、コオロギの竜田揚げやザリガニパエリア、鹿肉串など、これまで訪問した学園祭の模擬店にはなかったメニューがありました!!

異彩を放つコオロギの看板。


驚くメニューだけど魅力を感じるザリガニパエリアを販売していた外来生物研究会さんのブース。
シカ肉串は大人気ですぐ売れ切れに。

私も興味本位で、コオロギの竜田揚げやザリガニパエリアを食べましたが、どちらも美味しかったです。

コオロギの竜田揚げ。味はエビに近い。
見た目は完全にエビの「ザリガニパエリア」
可食部はエビより少ないけど、味は抜群です!

農工祭では、「環境への取り組み」活動を行っており、野菜の皮を食材利用した料理などもありました。また料理だけでなく、リユース可能な食器を使用したり、農工大所有の竹を焼き鳥用の串として活用していました。

さらに農工祭期間中に発生した野菜くずは「堆肥」にして、畑に還元するなど、生産から販売だけでなく、それに付随するものも有効活用し、環境への取り組みを行っておりました!!

人参の皮まで使った人参餅。人参の甘みが餅とマッチしていてとても美味しかったです。
農工祭を通しての環境への取り組みとして、繰り返し使えるリユース食器を使用していました!!


「竹」を串として使用した焼き鳥。写真では分かりにくいですが、焼き鳥はかなりビックサイズです!


展示ブースも個性的なブースが多く、特に実際に狩猟した動物の毛皮や狩猟器具などを展示していた「狩り部」のブースは行列が出るほど人気でした!!

大人気!!「狩り部」の展示ブースの行列。
実際に狩猟した動物の毛皮は触ることも可能。
狩猟器具。展示だけでなく、「狩り部」の方が狩猟器具の用途や使い方を丁寧に説明してくれました。

また蚕学研究会さんのブースではなんと!!
生きた蚕の展示を行っていました!!
しかも触れてもOKだそうで(驚)

見た目は完全に大きなイモ虫ですが、なぜか可愛く見えてくるのが蚕の不思議なところ。
小さなお子さんも怖がることなく、蚕を触っていました(笑)

たくさんの生きた蚕が入ってるケース。最初はグロい!って感じましたがすぐ慣れました。(笑)
実際に蚕に触れた様子。見た目は大きいイモ虫なんだけど、ずっと観ていると可愛く見えてきました。

農工祭の展示ブースは個性的なものが多いと同時に楽しみながら、環境問題について知ることが出来るブースが多かったです。

ちなみに今回の農工祭のテーマは「燎(かがりび)」。

燎とは絶え間なく燃え続ける炎のことで、農工大生や来てくださった方々の心を動かし続ける学祭にしたいという思いから、このテーマにしたそうです。 農工祭は模擬店、ブース、イベントを通じ、来場者に楽しんでもらいながら、私たちが抱える環境問題について考えるきっかけを作ることが出来る学園祭であると感じました。今回の農工祭の燎が来場者の心に、そしてその燎が日本中に広がることを祈っております。

メイン看板。「燎」を囲む「竹」は持続可能で環境にやさしい素材として注目されています。

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