ご無沙汰しています。 驚きました。鳥山明さんの訃報です。 彼を取材したのは、三十年以上も昔のことです。川崎で個展が開催されたのを機に何とかインタビューにこぎつけました。ですが売れっ子とはいえ年下の作家で、しかも、当時文化部記者として手塚治虫氏をはじめに石ノ森さん、赤塚さん、藤子さん、さいとうさんなど、ビックネームの作家を取材してきた、漫画の歴史の証言者の一人だ、とかいう何とも身の程しらずの自負も災いして、いまひとつ、深い取材ができなかったという恨みが残ったもので
こうへい、です。昭和五十年代から大手の新聞社で記者や編集者をした後、今は無職の老人であります。老いの繰り言、薄れる記憶の彼方の話など、そんなことを誰かに聞いていただければと、参加させていただきました。