杉本健勇移籍の雑感
今朝、報道が出てあっという間に移籍が発表された杉本健勇。改めて自分が思っていることを整理して記録しておきたいと思います。
移籍の経緯は何か
5節が終わったこのタイミングでなぜ。清水エスパルス戦のベンチ外からその前にオファーが来ていたんだと思いますが、なんでこのタイミングで移籍したんだというのが素直なところ。
そして移籍の経緯は憶測の域を出ませんが、
「クラブの気持ちも自分なりに感じたうえで」の部分が一番気になりますよね。現状のジュビロは、17歳後藤啓介の台頭(5試合3ゴール)と台頭。先発こそは杉本ですが、得点力として一番期待されているのは間違いなく後藤です。
ジュビロのこれまでのトップ昇格選手を見ても、後藤の台頭はうれしい誤算です。今では貴重な戦力としてカウントされています。
人員整理と言うか、クラブの世代交代として目処が立ったとクラブが考えているかもしれないです。ラッソも5月上旬から出られるわけですし。
今回はあくまでレンタル移籍。個人の意見を尊重するジュビロではありますが、慰留に努めるときは全力で留める気はします。こうなると、ジュビロも「杉本に任せるよ」くらいの感じだったのかもしれません。
ポジティブ部分
杉本の年俸(がいくらか知らないですが)を考えると、この放出は決して悪くないと思います。守備への貢献度(換言すれば守備のタスクが大きすぎるが…)は感謝しかないですが、昨季も含めてPK1ゴールは物足りないというレベルじゃないくらい物足りない。放出したから補強はすぐにできないですが、得点力のある後藤、そしてラッソの復帰が迫る中でこれは悪くないかと。
また、杉本としても21シーズンに途中加入したマリノスで11試合3ゴールとフィットしやすいはず。ウィンウィンな移籍にもとれます。
ネガティブ部分
まずはCFがしばらく後藤しかいなくなるということ。ラッソの復帰時期を敢えて5月と書きましたが、11日まで。5月7日の14節ジェフ千葉戦まで出場停止、5月13日のザスパクサツ群馬戦で復帰となります。
現在5節まで消化しました。残り9試合は後藤頼みになります。ルヴァンがあるので連戦の日もあります。
後藤に関して心配なのは、開幕前が190㎝の長身なのに対し、70㎏しかない細さ(公式プロフィールより)。まだ高2で体が完成していないのは仕方ないのですが、このまま起用し続けると大けがにつながってしまいます。20歳までに海外移籍できる逸材なので、何としてもそれは避けたい。移籍ウインドーがしまるぎりぎりなのがなんとも。せめて夏の移籍とかにしてほしかった。
あとはレンタル移籍なのもちょっと解せないですね。マリノスさん金あるやろ!杉本の昨季の結果を見る限り、ジュビロは単年契約か長くても2年とかだと思っていて、それ以上の複数年契約をしているとはあんまり思えないんですよね。杉本なら実力がありますし、そこそこの給料も求めていそう、という憶測。レンタルでもレンタル元がいくらか払うはずだし、完全移籍してくれればジュビロのお財布事情も少しは解決しそうなので、そこには少し怒りがあります。
ポジティブの裏返しですが、チームの若返りやスリム化を図っているのならすごくいいんですよ。ただ、我慢が続き横内さん解任。次のOB人事で「今年こそJ1に上がるぞ」とベテランを補強しまくる可能性がないとは言えないので、そこが難しそう。
オプション
Twitterで藤川虎太朗の1トップと言いましたが、まあできるくらいのレベルではあるので。ウイングとして可能性を秘めているジャーメイン良をCFに戻したくはないんですよね。可能性はありそうですが。
一番現実的なのは大津祐樹のFW起用ですかね。吉長真優もジャメ同様にサイドから仕掛けてクロスを上げてほしいとは思います。精度も悪くないですし。ただ、出場機会を求めるならCFとして勝負していくのがよさそうなところはあります。
三木直土のレンタルバックもあるかもですが、さすがに福島で試合に数分しかでていないので、もう少し経験を積ませたい思いが。
個人的にはあんまりネガティブには捉えていないです。まあジュビロが改めてどうシーズンを戦うかに注目ですね。
長いのに実りのない記事ですみません。ありがとうございました。
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