ジュビロ戦力分析
2022シーズンの新体制が発表され、開幕戦まで1ヵ月を切りました。昨季は29人体制でスタートし、途中で入れ替わりがありながらも29人で終えました。今季は2人多い31人体制(1月21日現在)。リーグ戦34試合に加え、ルヴァン杯など試合数が増えますし、W杯イヤーですので、過密日程が予想されています。選手がどんな活躍をみせてくれるか、今から楽しみです!
各ポジションごとに戦力分析をして、新シーズンへの機運を高めていきましょう!!
まずは選手名鑑です。
すでに写真が反映されてますね。
GKは戦力アップ
GKは横浜F・マリノスから梶川裕嗣を獲得。それに伴い、杉本大地がベガルタ仙台へ移籍しています。梶川はマリノスであまり出場機会は得られなかったものの、足元の技術は申し分ないです。そして経験も豊富なので、チームへ還元してほしいです。
三浦龍輝の台頭と、新天地・日本と環境に慣れる時間もあり、天皇杯1試合のみの出番となったアレクセイ・コシェレフ。代表経験もあるので、もしかしたら移籍するかと思いましたが、今季も残留。キャンプから参加しているので、正守護神候補に名乗り挙げてほしいところ。
ジュビロの宝・八田直樹は今季プロ18年目。昨季序盤の活躍で正守護神の座を明け渡すことになってしまったですが、ジュビロの酸いも甘いも知る彼が、3季ぶりのJ1で欠かせないピースになります。2020以来の活躍に期待です。
背番号を36→21へと変更した昇格の立役者・三浦。今まで以上にハイレベルな争いですが、今季もビッグセーブでチームを救ってほしいです。
戦力アップは間違いないです。ただ最年少が28歳のアレックス。ユース出身選手が大学で大活躍中なので心配はないですが、これだけのタレント、個性ある選手がいるので、若手が入って多くを吸収してほしいなと思います。
DFは4バックも視野に
伊藤彰監督もヴァンフォーレ甲府で3バックを採用していたので、3バックが基本的な布陣になりそう。大井健太郎、森岡陸、山本義道に加え、昨季はレンタルでプレーしていた伊藤槙人を完全移籍。下部組織出身の袴田裕太郎、東京五輪ブラジル代表のリカルドも獲得とここでも即戦力級の選手が揃います。中川創、鈴木海音の有望株をレンタルで経験を積ませることも決まりました。
シーズン終盤は右からノリ、健太郎、槙人でしたが、袴田は横浜FCで左CBだったので、どう絡んでくるか。森岡陸も怪我前のような柔軟性を生かしたプレーができれば、ノリの右も熾烈な争いになります。槙人は真ん中でもできるため、中央の健太郎もどうなるか。リカルドは来日時期が未定なので、いつごろ絡んでくるか分かりませんが、楽しみな逸材です。
袴田はもともとサイドバックの選手なので、右に小川大貴で4バックのオプションもあるのでは?と思います。また、高野遼は途中加入であまり試合に絡めなかったですが、やはり途中出場でもかなりの存在感があったので、注目です。
WBは盤石
ジュビロのファーストゴールを決め、多くのアシストを決めた松本昌也、ユーティリティーの鈴木雄斗、そしてシーズン終盤に再びポジションを奪った小川大貴。この3人と争うのは高野と袴田、吉長真優。吉長は昨季は怪我でリーグ戦出場ゼロに終わったが、今季最初の公開練習で体つきがしっかりしてました。また、吉長の同期・清田奈央弥は天皇杯で左WBでもプレーしていたので、アピールしてほしいです。
ルーキー古川陽介は位置的にここか。ただ、静岡学園は4ー4ー2だったため、WBだと守備の負担が大きいと思うので、シャドーかもしれません。
ボランチは実力者揃い
遠藤保仁、山本康裕と盤石だった2ボランチに、鹿沼直生、今野泰幸が絡んでいましたが、今野の退団。それでも2020の心臓・上原力也がレンタルバック。試合経験を積んで戻ってきた背番号7は、チームに大きな影響を与えてくれるはずです。鹿沼はいきなりJ2でのプレーでしたが、今回はJ1の舞台。BtoBタイプでヤットとはまた違うタイプなので、うまくアピールしてほしいです。ここに高校生ながら天皇杯で勝利に貢献した藤原健介、ドゥドゥとも競争します。キャプテン康裕も絶対的ではないですし、良い競争を繰り広げてほしいです。
バリエーション豊富なシャドー
4番から11番に変更した大津祐樹、プロ初の2桁得点で10番にふさわしい活躍をした山田大記。途中交代で違いを出したドリブラー・大森晃太郎とライバルクラブから覚悟を持って移籍した金子翔太、さらに大宮アルディージャから若きエース・黒川淳史を獲得と、本当に即戦力が揃っています。前述のとおり、古川もここに絡んでくると思いますし、鈴木政一体制のようにFWの一人をシャドーに置いて2トップ1シャドーのようにすることも考えられます。戦術家の新指揮官の下で、どのようなオプションを使うか楽しみです。
新エースストライカーは…
絶対的エースル・キアン、2番手の小川航基が移籍。一番読めないのが1トップ候補。杉本健勇はセレッソ大阪時代のようにゴールを量産できるか。ファビアン・ゴンザレスは19試合(先発1試合のみ、181分)1ゴールと物足りなかったものの、天皇杯ではその実力を発揮し3試合2ゴール。今季はキャンプから参加と、その才能に期待したいです。また、大学時代からその名を轟かせていたジャーメイン良も得点数だけ見ると物足りない。しかし、その献身的な守備とスピード、左足は素晴らしい武器なので、ジュビロで輝くジャーメインをみたいですね。
まとめ
伊藤監督の下で新戦力、既存戦力がどう融合していくか。楽しみな部分が多いです。昨季までの甲府のサッカーは本当に面白く強かったですし。甲府は低予算で編成しているため、ジュビロだとどのようなメンバーでどのような試合を繰り広げるか。注目したいです。予想スタメンは以下のとおり。なかなか難しい…(笑) でもそれだけ楽しみなシーズンです。まずは残留。一試合でも多く勝ちを積み重ねて一つでも上の順位に!
長文になってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!!
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