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ジュビロJ1復帰!!

 ジュビロ磐田が2019年以来3シーズンぶりのJ1復帰を果たしました。一夜明けて(もう二夜目ですが…(笑))まだ余韻がありますね。仕事の都合上、じっくりとリアルタイムで試合を見ることができなかったのですが、結果を知った直後は本当にうれしかったです。
 前回の昇格を果たした2015年の大分戦ほど劇的な展開ではなく、3ー1と余裕のあるゲーム展開だったので、安心して見ていました。それでも就業後に試合を見たら終了のホイッスルでうるっと来て、普段はあまり感情を出さないキャプテン・山本康裕の涙にもらい泣きしました。

一喜一憂じゃなくて一憂一憂一喜一憂

 昇格が決まって一番適した言葉は何ですか? 個人的にはずっと考えていたのですが、“安堵”が一番しっくり来る気がします。サッカーのサポーターは試合で勝って喜び、負けて悲しみと一喜一憂するものだと思います。しかし、近年のジュビロはなかなか恵まれたシーズンがなく、“一憂一憂一喜一憂”するような心情でした。ざっと近年のジュビロをまとめました。



うーーん、苦しい…(笑)。よかったのは2015年のJ1昇格、2017年の躍進くらいでしょうか。サポーターの性なんでしょうね。どんなに苦しいことがあっても、翌週末にはけろっと心変わりして応援している。負けたら平日に徳を積む…。積んでも負ける…。また積む…。そんなシーズンが多かった気がします。
※最後のヤット獲得がマイナスな印象を与えてしまうかもしれませんが、そこは「ユースの有望株が不遇になった」ことを強調したいための一文です。ヤットが移籍してきて与えた功績は計り知れないのは重々承知です。その点はご了承ください。

 見出しでも敢えて「J1昇格」ではなく「J1復帰」にしました。2年間J2にいたので、前回の昇格した2016年のように、J1のレベルの高さに圧倒されると思います。だから来年はまた“一憂”なシーズンかもしれません。ただ、過去の栄光ではありますが、リーグ優勝3回を果たしたクラブです。タイトルから10年以上離れていますが、タイトル争いのできる舞台に戻ってきたことで満足せずに、J1に定着、レベルアップしてタイトルレースに名乗りをあげたいですね。
 ユニフォームのエンブレム上にある星3つ。他クラブはカップ戦やJ2優勝をカウントしていますが、ジュビロはJ1リーグ戦のタイトルだけ反映しています。2002年以来4つ目の星を取るためー。もちろんここ数年でJ2に二度も降格しているので、現在地を見誤ってはいけません。しかし、ジュビロがまた躍進してくれることを祈って応援したいと思います。

水戸戦振り返り

 もうすでに長くなってしまいましたが、お付き合いください(笑)

▽ハイライト

 1点目のシーン。ゲームキャプテン・山本康裕→チームキャプテン・大井健太郎が決めるというシーン。やはりジュビロを背負ってきた2人が大事な試合で大事な先制点を取るのはさすがだと思いました。遠藤保仁がショートコーナーを選択し、大森晃太郎→康裕。水戸が最終ラインを上げたのですが、康裕がダイレクトで精度の高いクロスを上げます。その中でうまくDFと駆け引きをしてオフサイドにならないようにヘディングした健太郎はさすがとしか。しかもコースは右上に飛んだので取りにくいですよね。

その3分後に大森晃太郎がシーズン初ゴール。ゴールの前のシーンで大森がシュートを放つも相手に阻まれてしまいます。その後、ボールは最終ラインでパス回し。その際にフリーランニングで中盤にスペースが生まれ、ノーマークの状況から大森がスペースに一気に加速。小川大貴の折り返しをコースに決めて追加点です。シュート技術の高さもそうですが、この動き出しでスペースをしっかりとつくっていました。

 3点目は山田大記のボールにルキアンが決めるシーン。相手から逃げるような動きから、中へ入りシュート。彼のスピードとフィジカルの強さがゴールに結実しました。ここは相手のミスから山田大記が入れ替わったのであり、J1クラスだとうまく対応されてしまうので、こういう場面のときに通用するのか、楽しみの一つとして覚えておきたいです。

課題

――試合の総括
(中略)試合に関しては、入りは良かったのですが、今年の課題として2-0になってからの戦い方が、どうしても人が止まってボールが動かなくて自分たちのリズムを悪くしてしまっているところが出てしまいました。ハーフタイムに背後にスペースがあるのでカウンターを含めて攻撃していこうという話をして、3点目までは良かったと思うのですが、そこからどうしても受けてしまうと言いますか、頭では分かっていてもこういう試合になるとちょっと重たくなってしまうのかなと見ていて感じました。ただ、選手全員が身体を張って危ない場面を防いだり、集中して戦ってくれて、3-1で勝てたことは本当に良かったと思います。

 服部ヘッドコーチのインタビュー。今回も結果として3ー1と、複数得点をしても無失点で抑えられないジュビロの課題が出てしまったかな、と。J1で戦う上での課題はまた後日書きたいと思いますが、90分間うまくゲーム運びをするのは、J1だとひっくり返されてしまうので、注意したいですね。

漢・ルキアン

――ゴール後はサポーターのところに走りましたね
サポーターが磐田から水戸まで来てくれた距離を考えると、ゴール裏までの距離なんて大したことないですし、みんなが応援してくれるためにここまで来てくれたことに感謝しています。今日はバスが着いたときに多くのジュビロサポーターが見えたので、ゴールを決めたらそこに行こうと思っていました。みんなのパワーが伝わってきて、最高に幸せでした。

 いや、かっこよすぎ。これ電車のつり革広告にしたいくらい素敵。DAZNのCMの名言でこれを流しましょう(笑)。

今までで一番長いnoteになった気がします。
まずはJ1昇格を決めてほっとしています。残り3試合、来季に向けてどんな準備をしてくるのか。J2優勝賞金である1.5億円を狙って強化費に充ててほしいなと思います。

※ヘッダーで使用した写真は公式のものです。

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