【映画監督】宮原 悠/Yuu Miyahara

株式会社DIE IN CANNES所属の映画監督・脚本家です 趣味は絵を描く事とコーヒー、タバコ 新作ドラマ、短編、長編映画準備中です

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最近の記事

始まりはiPhoneで撮った自主製作映画②

前回はキャスト募集の際ギャランティは必ず用意しよう。 ってところまで書いた。 僕がはじめて撮る映画は「Opus posthumous」 同棲中の彼女と喧嘩し、アパートを飛び出した絵描き志望の田中は、友人の安田を頼った。安田はストレス発散のために田中の彼女(香織)を殺す練習をしようと誘う。 というところから物語は発展していく。 尺は結果的に80分程度の長編作品になった。 僕が最初にイメージして書いた絵コンテ通りにはならなかったり、撮影日前日に雨予報が出て脚本をがらっと変更す

    • 始まりはiPhoneで撮った自主製作映画①

      「映画を撮りたいんですが、どうやればいいですか?」 いつか僕がこれを監督志望の若者に聞かれたときに、この記事見てって言えるように残しとく。 僕は映画を撮るぞって気持ちだけでスタートした。 年齢は22〜3歳だったかな、多分そのくらい。 学校には行ってなかったけど、地元テレビ局の報道部で音声マン(って言ってもカメラ直挿し気合いの音録りだった。ミキサー使ってない。)とカメラアシスタントとしてめちゃくちゃ働いた経験があったので不安は全くなかった。だが特別僕が強靱なハートを持っている

      • "僕"への抵抗

        小さい頃から一人称僕呼びを母親に義務付けられていたことを思い出した。理由は分からない。 "俺"なんて言おうもんなら母親は嘆き、不良が使う言葉だと僕に言い聞かせた。反抗する気になんて1ミリもならなかった。 小学生も高学年になると周りの友達は皆、"俺"と自らを呼んでいた。学校ではもちろん家でも"僕"ではなく"俺"。 僕は友達に対して、なんて不良なやつらなんだろうと思いながらも、無性に"僕"でいることがなんか恥ずかしくなって、友達の前では僕も"俺"になった。 その頃になると僕には