真っ暗闇
今、この世の中に本当に本当の真っ暗闇ってないんじゃないかなあって思う。
人間は夜寝る時に照明を消して、部屋を暗くしてもしばらくすると目が慣れる。
「暗順応」というらしい
はっきりとは見えなくても、物の輪郭の大体はわかる。
夕方になると道端の街灯はだんだんと夜を照らしていく。
真っ暗闇ってどこにあるんだろう?
夜中、トイレに行こうとして照明をつけるのは極力控えたいと思う。
前の家では照明をつけなければ身動きも取れなかった。
しかし今の家は違う。
玄関前の共同廊下の電気が家の中に漏れ入ってきているし、電気のスイッチの緑や赤になる小さなランプ、トイレのウォシュレットとか便座の温度を調整するあの操作盤のランプの一つ一つが照明を必要としないくらい十分に力を発揮している。
今の家に住み始めてから夜中に照明をつけてトイレに行くことがなくなった。
一つ一つの小さな光の力、すごい。
真っ暗闇の概念も分からなくなった。
しかしこれって待機電力どうなんだろう、電気代、どうなんだろう。
(Photo by hamahouse、Thanks!)
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