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シャンプーから。

「あーもういやだ!気分さっぱり変えたい!!」と思った時、私はお風呂に入るかシャワーを浴びる。今日は気分転換のために、ムック本についてきたとっておきのを使ってみた。

本当は蔵書候補としたかったのだけど、「スリッパ+アメニティ>冊子」は受入不可でしょう…でも折角見計らいでやってきてくれた子を返品するのが惜しくて(気になって)個人購入してみた。冊子は何となく学校へ置き、スリッパは在宅で頑張っている夫にあげたら、「履きやすいよーふわふわだよー」と喜んでくれた(子供の授業参観にも持っていった)。

さて、肝心のシャンプーと言えば、”柑橘系のさわやかな香りに続いて、スパイシーでエレガントな感じ…” だな~海外にいるみたいだな~と堪能しつつ、正解は「レモン、バイオレット、サンダルウッドの香り」でした。日本オリジナルの香りだそうで、意外に当たっていてびっくり。バイオレットが優しく中和している感じなのかな。

香りでこんなにもリラックス&気分転換ができるのかと、その効果を感じつつ、使ったのがアメニティサイズだったのもあって、今までに印象的だったたシャンプーや、旅先でのあんな事やこんな事を思い出した。

へとへとに疲れてホテルに帰ってきたのに、出るお湯真っ赤ーだった上海。男性整髪料みたいな香りで使おう!てなったけど、爽やかだけで髪の毛ギシギシになって次の日帽子ずっと被ってたスペイン。
国内だけど手ぶらで温泉入ったら、洗うものも何もなくて、面倒見のいい友達に全部借りたこともあったっけ。旅行だけじゃなくて、初めて海外に一人でホームステイでイギリスに行った時、持っていったビオレの洗顔で家族が恋しくて泣きながら顔洗ったな~とかも思い出した。


今の私は、司書としてフルタイムで働いて、子供も小学生になって手がかからなくなったけれど、10年前だったら、「次の休みは誰とどこ行こう」で頭がいっぱいだった。しおりも作って、両替して、美味しいもの食べて、空港でまたねーって別れて。そんな事してたのが嘘みたい。でも香りで思い出した。確かにそこに行った。そこにいた。

私の子供はまだ飛行機に乗ったことがない。"5歳くらいになったら、旅行するのも楽になるかもしれないし、ご褒美に"…と思っていたら、あれれと迷う暇もなくコロナ禍が訪れた。2022年4月の今、旅行ってしていいのかな?まだ迷う自分がいる。でも私が訪れた国で経験したこと、私が行った先で思ったこと、いつかは体験してほしいと思う。そんな事を想いながら、髪の毛を乾かした。


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