令和時代の「戦後」ってなんだ。
芸術、文学、音楽、好きな作品は女性が作ったものが多い。
乃南(のなみ)アサさんの「水曜日の凱歌」はどこからたどりついたか覚えていないが、平易な文章なので読みやすいので、中・高校生でもトライできるのではないだろうか。是非読んで欲しい。
あらすじはさておき、令和時代の戦後とはなんだろう。
昭和・平成・令和。すでに昭和さえ知らない世代が国を動かしたり、新しいものを作り始めようとしている。
大人になって、平和学習なるものもマストとならず、8月も自分の休暇をどう過ごすかで頭がいっぱいになる。でも、私のような戦争体験をしたこともなく、話を聞いて育った世代でも、大切な家族が兵隊にとられてそのまま帰ってこなくなること。帰ってきたとしても、以前とは全く異なった人になってしまうこと。泣いてもどうしようもない寂しさ、ひもじさ。乗り越えらる気概があるだろうか。望みを持って毎日過ごすことができるだろうか。
世界を見渡すと、今も辛い思いをしている人が大勢いる。日本にいると、とても遠いところの出来事で、自分たちに無関係のような気さえしてしまう。
でもどうなんだろう。身の回りのものは、誰かが考えて、作ってくれたものではないだろうか。平和や安全は、過去の人が望んで、設えてくれたものではないだろうか。
便利で素敵で忙しい今。でもそれだからこそ、毎日どこかでちょっとでもいいから、戦争に思いを馳せることをちゃんとしようじゃないか。どこかに普通ぬ転がっているよ。それを忘れないのが令和時代の戦後ではないだろうか。
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