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映画『花束みたいな恋をした』の花束を想像した。

ネタバレを含みますのでご注意ください。今回の記事は映画を見た私の忘備録です。忘れないでいたい気持ちと思ったことをただ文章にしただけですのでとても独りよがりだと思います。


そういえば、偶然が重なって自分の中でその偶然を運命と変換した時に恋に落ちるんだっだな……そんなことを思い出させてくれた始まりだった。


花束ってどん花束?と思いながら見始めた。映画をみ終わって私が描いた花束は、1種類の花が束になったものだった。花束には2種類ある。色んなの花を集めた花束と1つの花を集めた花束と……

色んな花が集まった花束は、花束通しがお互いを尊重しないと1つの花束にはならない。色んな試練を乗り越えて1つの花束になっていく。1種類の花の束はそれぞれが『個』でその集まりだ。主人公の二人は、同じ花だと確認しながら一緒になっていく。『個』が2つ一緒になることはとても簡単だ。かんたんな分何かが違えば別れてしまう事にもなるんだろう……

1種類の花が束になったような恋それが私が思ったこの映画の花束だ。


この映画を見て考えさせられたことがある。

幸せってなんだろう。世の中の人がいう堅実な幸せとそうでないちょっと危なげな幸せの事を思った。この映画は、幸せの形を求め二人が入れ替わっていく。

絹ちゃんがむぎくんと出会って世の中の多くの人がいう堅実な幸せに向かって無理をしながらでも堅実の幸せからちょっと危なげな幸せを現実にしていく。就職活動に苦戦しながら自分の好きなものを分かち合えなかった絹ちゃんが少しづつ趣味を仕事に近づけていく。

一方麦くんは危な気な幸せを友達と謳歌していたのに堅実から危な気に移る途中の段階の絹ちゃんを見てこの人を大切にする為にと堅実な幸せに向かっていく。

幸せの形を変化させながら人はそれでも幸せを願う。この映画を見て幸せってなんだろうって思った。

仕事で辛いことがあれば、仕事があるだけ幸せと思い、仕事がなくなれば、のに咲く花に気づくことができる時間と余裕を持ってることを幸せだと思おうとする。

仕事がなければ仕事を持って幸せになりたいと願い、仕事を始めれば嫌な事があってもこれは幸せになるための過程なんだと幸せに近づけるように願う。

形を変える幸せは、大きさを変えていく。

そんなに幸せだと思っていなくても誰かに羨ましがられると幸せなんだと感じ誰かに可哀想だと言われると不幸なんだと思ってしまう。

形を変える幸せは、とても他人に左右される。


私の幸せも大きさを変え他人に影響され形がとても不安定だ。

でもこの映画を見て、幸せになる為には自分の感情を持たなきゃなと思った。自分が心地いいと思えるものを増やして行こうと。幸せの形はわからないし正直ちょっと不幸な方が私は安心して幸せな気もするけれど、自分の感情を持っていよう。そう思った。


この映画は、たくさんの素敵なセリフが出てきて私はその言葉のシャワーで心がいっぱいになりました。自分の言葉にできない感情がこんなにも素敵な言葉でそして的確に紡がれること。それは、とても素敵で羨ましくてそしてちょっとだけ妬ましい。noteを書くようになってから生まれたこの妬ましいという感情は、幸せに近づくための大切な新しい私の感情です。

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