地球の最後に一人で過ごす
空の青を見ながらずっと目線を下に落としていく。
地球の端っこがピンク色になってるぐらいの夕焼けがある。
地球が終わる時もこんなに綺麗なのかなって思った。
家に帰るのがちょっと勿体無いような気がして
でも座ってゆっくり見る勇気はなくて
少し遠回りすることにした。
地球の最後をゆっくり座って見るほどの覚悟が私にはない……
いつ帰るか悩んで明るいうちに帰ることにした
暗くなってから帰って家の電気をつけるのと
明るいうちに電気をつけるのとでは、
やることは変わらないのに全く違う……
暗いとちょっとため息が出そうになる
一人に慣れてきた頃に突然やってくる。
こういうの。
もう大丈夫だなって思った頃に不意をついてやってくる。
昨日までは、電気をつけるのも空を見るのも
普通に平気にやれてたのに……
あの夕日のせい
地球の端っこがピンクのせい
大丈夫何かのせいにできるうちは
またすぐ慣れる。昨日の自分がすぐ戻ってくる。
何も考えず暗くても電気をつけれるようになる