摩訶不思議な病気...

ある日突然、「右手親指」が後ろに反らなくなった...と言う男性のご相談。しかも何週間か前から、右足の「前頸骨筋」の辺りに「違和感」を感じると言う。

つま先を上げる時に力が入らなくて少し歩きにくい...とのこと。やはり右半身の違和感と言えば、直ぐに頭に浮かぶのは「脳梗塞の前兆か?」私だけではなく、ご本人も「ヤバイ病気かな?」と思ったそうです。病院で検査を受けるべきか否か...?電話がありました。

直ぐに「脳梗塞」のチェック!!両手の平を上に向けて30秒キープ。「どうだった?」キープできたとのことで、一安心。コップや鉛筆を握れなくて落とすことも無いと言う。マヒでは無さそう...それでは他の原因を探そう!

パソコンやスマホを使う現代人に多い「ドケルバン病」つまり、「狭窄性腱鞘炎」ではないか?とお伝えしました。スマホのスクロールに親指を使うので、最近増えている症状です。

時代と共に、聞いたこともない「新しい病名」は増える一方である。しかしながら、病体の本質を突いている病名では無いので、「じゃあ、ビタミン剤でも...」と言うことになりやすいですね。

では「前頸骨筋の違和感」はどうか?恐らく立ち仕事や、姿勢(猫背)のためにその筋肉に負担がかかったもの...と思われる。これとて西洋医学に特効薬的なものは無く「よく休憩をとるように...」と言われるくらいがオチでしょう。

さて、これからが私の見解です。何故、このような「摩訶不思議な病気」が増えるのか?

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