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日記:20241106「作品が作者をつくる」

 昨日で考えごとはおおむねすんだので今日からは手をひたすらうごかしていくことにした。無論、小説を書きながら考えることはある。しかし現在執筆中の作品はすでに推敲4~5回目なのであとは微調整するだけだ。

 文章を書いてて苦痛をかんじることはほとんどない。小説を書いているときがいちばん幸せかもしれない。推敲もたのしい。

 前回の作品もそうだけど今回の作品は自分をおおきくかえてくれた。作者が作品をつくるというより作品が作者をつくってくれるところがある。これは仕事でもなんでもそうだとおもう。大きな仕事にとりくむとそれが失敗しようと成功しようとたくさん学ぶことがある。

 さすがにこれだけ(今日数えなおしたら130万字近くあった)書いたら文章を書くことにもなれた。いまとなっては10~20万字くらいならすぐに書ける自信がある。とはいえ相変わらず文章はあんまりうまくない。まあこればかりはしかたないな。

 たしかはじめは40万字くらいでまとめるつもりだった。当初の見積もりはあますぎた。というかあのころは自分がやろうとしていることをいまいち自分でも理解できていなかったし、それがどれだけ難しいことなのかもわかっていなかった。愚かすぎて。

 3回目の推敲を終えたときなんとなく自分がかわったきがした。自分のなかである程度区切りがついたというか「もうここが限界なんだな」とあきらめがついたというか。よくもわるくも身の程を知った。人間の知の限界はわからないけど、すくなくとも自分の知の限界はなんとなくわかったし、ここからさきなにもないんだろう。

 とりあえずこの作品を発表したらあとの人生はなんでもいいや。遊んでふざけて気楽に生きていこう。ベストセラーをめざしてエンタメよりの小説を書いてもいいし、マンガに挑戦してもいいし、YouTuberをしてもいい。やりたいことはたくさんある。沖縄に移住するのもありかもしれない。あるいは真面目になろうかな。もう自分の書くべきことはだいたい書いてしまった。

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