冬至
最近なんとなく調子がよくない
特にここ数週間は"よくない"というか悪い。
仕事では「厄年なのか?」と思うほど負の連鎖が続き、上司には「お祓いに行ってきな」と二週に渡って言われた
目標としてた試験に落ちた
一次合格にホッとしてたら、九割通るであろうと言われている二次で不合格になった
その他にも、落とし物や忘れ物、見知らぬ他者に驚いたり不安になること、色々続いた
せめて日々の暮らしでは、上を見よう、前を向こうと試みたけど、気分を無視した言動をとると、後々疲労となって自分に返ってきた
置いてけぼりのアドベントカレンダー、分かってるのに直らない巻き肩と猫背、なかなか寝付けない夜、全部がいや。
もちろん、悪いことばかりではなくて、嬉しい有り難いこともあったのだけど、それを素直に「嬉しい!」「ありがとう!」と受け取れないくらいには平板化していた。
これを書いている今日の朝、目が覚めた時、
久しぶりに「よく寝た」と思えた
朝昼ごはんをだらだら食べながら家事をした。
ドラマを一話だけ観てみた。
憧れの人がInstagramのストーリーにあげてるお店が近所であることを知り、早速食べに行ってみた。(そこのパンケーキはメープルシロップよりも粉糖のかかった溶けかけのバニラアイスと食べるのが美味だった)
そういえば、昨日は冬至だった。お店のカウンター席で、なんとなくスマホで「冬至」と調べてみたら、
「冬至とは生命の象徴である太陽の力が最も弱くなる日であることから、「死に最も近い日」と考えられ、恐れられてきた。一方で、この日を境に日照時間が延びていくことから、陰の気が極まって陽の気に向かう折り返し地点とも位置づけられていた。この考えが「一陽来復(いちようらいふく)」というもので、衰運をあらため幸運へと向かうみそぎの意味合いで柚子湯に浸かる風習がある」
とのことだった。
哀運のフェーズは過ぎ去ったのか、古来から恐れられてきた時の流れに私が抗えるわけがないよな、昨日までの不調はまるっと季節のせいにしておこう、そしたら今日から私も折り返し「一陽来復」ってことになる
都合よく解釈することにした。
お店を出て、道端のお地蔵さんに手を合わせ、ドラッグストアで柚子(とジンジャー)の香りのバスソルト、スーパーでかぼちゃ(在庫ラスト1個だった!)を買って帰路についた。
帰り道、こんな出会いもあった。
今夜は、かぼちゃと柚子で一日遅れの冬至を過ごそう。それから、時が止まってたアドベントカレンダーを開けよう。そして気持ちよくクリスマスを迎えよう。
今日から少しずつ陽の時間は延びていく。
大丈夫。ゆっくり調子を戻していこう