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夜間痛の理学療法のかかわり方③

帰省して遊びまくってたため早速更新を遅らしてしまいました、笑

続きです。
夜間痛の炎症期と拘縮期による肩峰下圧の上昇の仕方は違いがあり、
その対処の仕方によっては炎症を助長してしまう可能性があることはお話しました。

わたしは圧痛みて、患者さんの痛がり方や安静時痛はなくて動作時(上方組織を伸張させてみる)のみに痛みが出る人をわけて考えていました。

しかし、実際にこの二つの時期を明確に分けるのは難しく尊敬する先生に質問してみたところ「NSAIDsが効くか効かないかで判断するのが一番わかりやすい」とおっしゃっていました。

ということで、NSAIDsについて軽くお伝えします。
NSAIDsとは略語のことで、非ステロイド系抗炎症薬をいいます。
(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug)

鎮痛、解熱、消炎作用がある

炎症過程であるプロスタグランジン(PG)を作り出す酵素、シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害する作用があるとのことです。

非ステロイドということで、ステロイドの副作用が強すぎたために後からでた薬みたいですね。
普段日常でも聞くロキソニン、ボルタレンなどもこの中の一部に含まれています。
もっと詳しく知りたい人は調べてください。

炎症期に服薬として出されるので、夜間痛ある患者さんでNSAIDsが効く期間は炎症期、効かなくなってきたら拘縮期という判断をしていきます。

ここはまた、痛みのメカニズムを勉強しないといけませんが
拘縮期というのは滑走不全などによるある一定以上動かそうとすると組織圧が高まるから痛い、C線維(ポリモーダル受容器)が拾うため、
NSAIDsのように炎症に対して効くAδ線維(高閾値機械受容器)に対しては効かなくなるようです。

痛みの線維は一次性のAδと二次性のC線維がある

最近、痛みの講習何個か聞いたのでついでに・・・
心因性は侵害刺激や神経障害性疼痛により心因性疼痛を引き起こすこともあるので多方面からのアプローチが必要になります。

簡単にまとめるとこんな感じです

夜間痛のメカニズムとか言いましたが、もうメカニズム的なのは前回ではなしてました、笑

拘縮による肩峰下圧上昇は下垂位外旋可動域が必要とありますが、
簡単に言えば、上方組織の滑走を出すことを目的にしているので
下垂位外旋も内旋も前上方組織と後上方組織を動かすという意味では
どちらも大事だということです。

夜間痛3つにまとめようとしたけど、難しかったです。

次こそは、動画のせます!!

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