40歳越えでお見合い結婚と思っていた僕が、20代で妻と結婚をした理由 #7. 別荘
『One More Chance!!』と心で叫んだつもりが、声に出ていた。
たま『M!もう一回、、、もう一回会えないかな!?』
渾身のお願い。ただ、
M『付き合ってる子がいる以上、なかなか難しいよ。』
たま『んーー。たしかになー。チャンスがない。別れるまで待つしかないかなぁ。』
M『まぁ別の子だね。』
Mの非情な言動に心を傷つけられながらも、次に期待するしかないかとその日は眠りについた。
以降一ヶ月、僕は彼女の事が頭から離れなかった。その間、Mから彼女の事について話はなかった。自分の彼女の友達という事もあり、いつもの様なアクティブな動きは無かった。
2016年6月2日、Mから余計な連絡が入った。
M『明日、ともちゃん誕生日らしいよ。』
たま『別れたの!?』
M『いや、別れてはないよ。誕生日だよってお知らせ』
たま『いらんわ!!!そんな連絡!期待するだろ!!』
M『!!まだその熱保ってたの?笑』
なんだかバカにされた様な気がしたが、久しぶりに冷めない熱を確かに感じていた。
ここで、久しぶりに出たともちゃんの話を切るわけにはいかない。そんな事を思っていると、Mから耳寄りの情報が入った。
M『そういえば、なんかともちゃん彼氏とうまく行ってないみたいよ。』
たま『え!?それ早く言えよ!』
M『いや、まだ別れるとかじゃないし期待しない方がよいよ(´ー`)』
たま『、、、たしかにな。』
それから1週間、Mから再びLINEが鳴った。
M『7月頭、うちの別荘いかない?』
そう、Mの家はお金持ちだ。群馬の別荘地に木造の立派なコテージを持っている。一度Mの兄弟と共に泊まった事があるが、8名くらいが十分に入れるサイズだ。
たま『メンツは?まぁ、君の彼女は来るんだろうけど。』
M『今調整中!6人くらいかなー。』
たま『ともちゃんは?、、、まっ無理か。』
M『まぁダメもとだね。聞いてみるよ。』
長年なかった感覚、寝ても覚めても彼女の事が忘れられない。この時、僕は改めてともちゃんのことが好きなんだと確信した。
それから更に1週間。
M『ともちゃん来れるみたいだよ!男3人、女の子3人かな!』
急展開!!
たま『本当に!!ありがとう!楽しみだ!』
M『俺もびっくりだよ。なんか別れてはないみたいだけど、うちの彼女が気晴らしにどうか?って誘ったみたいよ。』
Mの彼女さん、、、ありがとう。
M『じゃ7月頭ね!』
別荘に行く前日の金曜日、Mから最終の連絡が入った。
M『じゃあ明日、家まで迎えいくね。先に女性陣迎えにいくから。』
たま『OK。、、、?。T(もう1人の男性陣)は現地集合?車乗れないでしょ。』
M『あー。こないよ。因みに、女の子も1人これなくなった。』
たま『!?、、、4人ってこと?』
M『そう。』
たま『そうって。お前と、彼女と、ともちゃんと俺?』
M『そう。』
たま『それあり??』
M『ちゃんとともちゃんには彼女から説明したよ。けど一度行くって言ったし、先約は守るのが主義みたいでいいよって。』
、、、、めっちゃいい子
【別荘】
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